1975.03.07:USA,Milwaukee,Uptown Theatre

<セットリスト>

① Procession / Now I’m Here
② Ogre Battle
③ Father To Son
④ White Queen (As It Begin)
⑤ Flick Of The Wrist / Brighton Rock (Ending)
⑥ Medley
  ;In The Lap Of The Gods
  ;Killer Queen
  ;The March Of The Black Queen
  ;Bring Back That Leroy Brown
⑦ Son & Daughter (Inc. Guitar Solo)
⑧ Keep Yourself Alive
⑨ Stone Cold Crazy
⑩ Liar
⑪ In The Lap Of The Gods . . . Revisited
⑫ Big Spender
  ;Modern Times Rock’n’ Roll
  ;Jailhouse Rock
⑬ God Save The Queen

<マテリアル情報>

1.音源:AUD録音
2.音質:(^^)/ (少し、クリアさに欠けるが、迫力のある音)
3.収録:MCなどはカットされているが、演奏した曲は完全収録していると思われる

<レビュー>

この公演を収録した音源は、翌年の同地での公演とほぼ同時期に、突如として出現した音源である

それまで、この公演を含むSHEER HEART ATTACKリリースに伴う北米ツアーは、3月29日と30日の公演の一部分ずつが流出していただけなので、非常に資料的にも価値の大きい音源といえる。

このツアー中、2月23日Philadelphiaでの昼夜2回公演でフレディの喉に異常が発生、24日のWashington公演終了後、数公演がキャンセルされるに至っている。

余談ながら、実はこの頃、LED ZEPPELINも全米ツアーを開催しているのだが、ロバート・プラントも声の調子が良くなく、四苦八苦といったパフォーマンスを披露していたりする。

LED ZEPPELINは3月27日のLos Angeles公演で全米ツアーを終えているが、QUEENは3月29日にLos Angelesでライヴを行っている。

日程的に、どこかでニアミスをしているかも・・・

さて、余談はそれくらいにして、ツアーは3月5日のLa Crosse公演から再開されており、この日は再開後3公演目にあたる。

そのせいか、聞き流している分には何ら問題なく聞こえるが、集中して聴いていると、フレディがあまり高音域のキーを出さない歌い方をしているのが分かる。

また先の英国・欧州ツアーでは⑧と⑨の間でSeven Seas Of Rhyeが演奏されていたが、本音源には収録されていない。

29日のLos Angeles公演でも⑧と⑨は収録されているのに、Seven Seas Of Rhyeは収録されていない。

当初から、セット落ちしていた可能性もあるが、フレディの喉への負担を考えて、セットリストから外されてしまったのかもしれない

⑪などもこの時期にしては珍しいくらい、高音域のキーを出さない歌い方をしている。

なお、この曲の途中で突然拍手・歓声が大きくなっている箇所があるのだが、何かしら、観客を興奮させるようなパフォーマンスがあったのかもしれない。
最終更新:2011年04月22日 19:02