1975.04.23:日本,神戸,国際会館

<セットリスト>

① Procession / Now I’m Here
② Ogre Battle
③ Father To Son
④ White Queen (As It Begin)
⑤ Flick Of The Wrist / Brighton Rock (Ending)
⑥ Doing All Right
⑦ Medley
  ;In The Lap Of The Gods
  ;Killer Queen
  ;The March Of The Black Queen
  ;Bring Back That Leroy Brown
⑧ Son & Daughter (Inc. Guitar Solo, てるてる坊主?)
⑨ Keep Yourself Alive
⑩ Seven Seas Of Rhye
⑪ Stone Cold Crazy
⑫ Liar

<マテリアル情報>

1.音源:AUD録音
2.音質:(^^;)(少し音が遠くてぼやけ気味。ただし、途中から音質向上)
3.収録:上記セットリストのみ収録

<レビュー>

この神戸公演は、初来日時唯一の関西での公演ということもあって、当時の関西圏のQUEENファンは神戸に集まったのだろうか。

この公演を収録した音源は、アナログ時代から流通しているものもあるが、今回レビューをしている音源はそれとは別物である。

ただ、アナログ時代から流通している音源も完全版ではなく、今のところ⑫以降の展開は分からない状態となっている。

さて、演奏の方だが、若干フレディの高音域のキーにキレがないように感じる

③などでは、この時期にしては珍しく、変にキーを下げる場面も見られる。

ただ、体の調子は悪くないようで、アドリヴを挟んだりしているし、④の前のMCでは、「カンパイ」などと言っている。

もちろん、フレディ以外のメンバーも好調で、⑤では白熱したパフォーマンスが聴ける。

途中、ブライアンによるギターのアドリヴフレーズも聴ける。

⑥では、バンド側が煽ったのかもしれないか、オーディエンスから手拍子が起きている。

また、注意して聴いていると、「あ~、見えへん!」などという声が聞こえてきて、楽しい。

⑦のメドレー紹介では、フレディが「Killer Queen」と言った瞬間、大歓声があがっている。

で、そのKiller Queenだが、フレディが歌い出した途端、歓声があがっている。

録音の関係か、この音源ではロジャーのハスキーなコーラスがよく聞こえる。

Killer QueenやThe March Of The Black Queenではかなり目立っている。

⑧では前日よりも、てるてる坊主っぽくなったメロディーが聴ける。

オーディエンスの中にも気が付いた人がいるらしく、小さく歓声も起きている。

⑨以降になると、フレディも調子が戻ってきたのか、⑩でもかなり高音域のキーも出ている

⑫でのコール&レスポンスでは、この日も特に参加を促したような様子も見えないのだが、オーディエンスも参加している。

ただ、残念なことに⑪、⑫とすさまじい勢いのパフォーマンスが続き、興奮が最高潮に達したところで、録音が終わっており、コース料理のデザートを食べ損ねたような気分にさせられる・・・

果たして、アンコールのJailhouse Rockにはどんな曲が挿入されたのか、See What A Fool I’ve Beenはやったのか・・・

完全版の出現に期待しよう。
最終更新:2011年04月22日 19:13