1975.12.16:UK,Glasgow,Apollo Theatre
<セットリスト>
① Ogre Battle
② Sweet Lady
③ White Queen (As It Begin)
④ Flick Of The Wrist / Brighton Rock (Ending)
⑤ Medley
;Bohemian Rhapsody(Ballad Part)
;Killer Queen
;The March Of The Black Queen
;Bohemian Rhapsody(Finale)
;Bring Back That Leroy Brown
⑥ Brighton Rock / Guitar Solo / Son & Daughter (Ending)
⑦ The Prophet’s Song / Stone Cold Crazy (この曲以降、いたる所で、細かな音の欠落あり)
⑧ Doing All Right
⑨ Keep Yourself Alive
⑩ Seven Seas Of Rhye
⑪ Liar
⑫ In The Lap Of The Gods . . . Revisited
⑬ Now I’m Here
<マテリアル情報>
1.音源:AUD録音
2.音質:(;_;)(まるで、雨の中、ステージ遠くからライヴ聴いているような音。また、後半細かな音の欠落がところどころで発生)
3.収録:オープニングのBohemian Rhapsodyは欠落、⑬以降欠落
<レビュー>
今回のレビュー対象は、12月16日Glasgow公演といわれている音源である。
“といわれている”などと曖昧な書き方をしたのは、Queenは15日、16日とGlasgowで連続公演を行っていて、どちらの日かいまだ決着がついていないゆえ
15日としているHPもあれば、16日としているHPもあるのである。
私自身は、一応このGlasgow公演テープトレードで入手した際、提供者より16日であると伝えられたので、16日としている。
さて、演奏について触れる前に今回資料とした音源についてだが、これがなかなかひどい音質である
まるで、雨が降る中、ステージ遠くからライヴを聴いているような音である
それゆえに、聴いていていまいち楽しむことが出来ない。
演奏に関しては、④のFlick Of The WristからBrighton Rock(Ending)に移る間のインプロがいつもより長いという、少々レアな展開があるものの、フレディもツアーの疲れからか、⑤では、キーが突然下がったり、高いキーが維持できていない
また、音質のせいなのか、ブライアンの疲労のせいなのか、ここまでの公演ではBohemian RhapsodyからKiller Queenへ移る直前に感動的なギター・ソロが聴けたが、この日は普通な感じ。
また、Bring Back That Leroy Brownもこの日はアンサンブルがかみ合わず、崩壊気味
⑦は、Stone Cold Crazyも含め、テープの保存状態が悪かったのか、ちょこちょこ音が途切れてしまい、聴いていてストレスを感じる
この日も、途中の一人多重アカペラでDeath On Two Legsの一節が登場。
ただ、音程が微妙にずれているのは、ご愛嬌?
⑦終了後、フレディがオーディエンスに「次の曲はファースト・アルバムからの曲だけど、何か分かる?」といったMCをしていて、オーディエンスから「Liar?」、「Keep Yourself Alive?」などと返事が返ってくるという場面も。
で、演奏されたのは⑧(笑)
「Doing All Right?」という返事はなかったものの、手拍子も自然に起きており、オーディエンスも不満はなかった様子。
⑨の冒頭以降、音が左側に偏っており、なんとも聴きにくい
⑫では、やや真ん中よりに戻っているが。
ちなみに右側からは「ゴー・・・」というノイズが・・・
この日は、あまりハイトーンを出せていないフレディだが、⑩にいたるとかなりがんばってハイトーンを出していることもあり、このツアー特有のヘビーなテイクが聴ける
ちなみに、この日も曲終盤のギター・ソロの木霊とピアノ・インプロ付き。
この日の⑬は、しっかり最初の歌詞からフレディのヴォーカルにディレイがかかっている。
これまで、このツアーでは途中からしかディレイがかかっていなかったので、少なくともNigh At The Opera英国ツアーではレアな展開。
ただし、細かな音の欠落はこの曲でも生じている。
なお、録音は⑬で終了しており、それ以降は欠落となっている。
最終更新:2011年04月15日 22:55