1976.02.06:USA,New York,Beacon Theatre
<セットリスト>
① Introduction / Bohemian Rhapsody (Opera Part) / Ogre Battle
② Sweet Lady
③ White Queen (As It Begin)
④ Flick Of The Wrist / Brighton Rock (Ending)
⑤ Medley
;Bohemian Rhapsody(Ballad Part)
;Killer Queen
;The March Of The Black Queen(途中、欠落有り)
;Bohemian Rhapsody(Finale)
;Bring Back That Leroy Brown
⑥ Brighton Rock / Guitar Solo (Inc. Fr re Jacques?) / Son & Daughter (Ending)
⑦ The Prophet’s Song (Inc. Fr re Jacques?) (終盤欠落) / Stone Cold Crazy
⑧ Doing All Right
⑨ Keep Yourself Alive
⑩ Liar
⑪ In The Lap Of The Gods . . . Revisited
⑫ Now I’m Here
<マテリアル情報>
1.音源:AUD録音
2.音質:(-_-;)(入力過剰気味で、ノイズや音の歪みが目立つ。また、途中で頻繁にテープの再生速度が変化する部分有り)
3.収録:⑫までの収録(ただし、⑫でライヴを終了したとの情報もあり)
<レビュー>
今回のレビュー対象は、New Yorkでの4連続公演から、2日目となる2月6日の公演である。
数年前に、Milwaukee公演が流出するまでは、Night At The Operaの北米ツアーの様子を捉えた音源は、この日のものしかなかったため、不完全収録で音質もあまり良くない音源だが、その価値は大きかったのである。
さて演奏の方だが、フレディを筆頭にメンバーは皆元気なようで、①のOgre Battleや②などで、荒々しくも重厚なパフォーマンスを聴かせてくれる。
したがって、⑤のBohemian Rhapsodyなどでもオリジナルに近いキーを出せるような気がするのだが、Boston公演と同様フレディが高いキーをあまり駆使しておらず、ちょっと変わった歌い廻しになっている。
The March Of The Black Queenでは果敢にもオリジナルのキーに挑戦して、見事に成功しているのだが・・・
ちなみにThe March Of The Black Queenの途中で、録音が一度途切れ、Bohemian RhapsodyのReprise途中から録音が再開している
⑥のGuitar Soloでは、またもやフランス民謡のFr re Jacquesっぽい旋律が登場。
そして、この日は⑦のフレディによる一人多重アカペラでもFr re Jacquesっぽい旋律が登場していて、オーディエンスからはちょっとした笑いが起きている。
ただ、この録音ではStone Cold Crazyへのつなぎとなるインプロ部分のほとんどが欠落しており、その劇的な流れを聴くことが出来ないのが残念である
⑧の前には、またもやフレディによるリクエストタイムがあるのだが、結局演奏されるのは⑧。
もしかして、これは完全に固定化された演出?
この⑧の最後の音が消える前に録音がいったん終了している
したがって、⑨の前にLazing On A Sunday Afternoonが演奏されている可能性もあるのだが・・・
なお、この⑨以降の曲については、音が左右にぶれたり、一方に偏ったりしていて、なんとも聴きにくい・・・
時折、見えない壁にでも押しつぶされたかのように真ん中にぐちゃっと音が固まることもある・・・
⑪なんかはなかなかの熱演だと思うのだが・・・
⑫も一応完全収録しているが、テープスピードや音の定位が定まらず、聴きにくい・・・
録音はこの⑫で終了しており、この後Rock‘n’Roll Medleyが演奏されたと思われるが、オーディエンスがあまりに騒ぎすぎたため、この曲でライヴを終了させたとの情報もある。
最終更新:2011年04月16日 01:00