1976.03.01:USA,Milwaukee,Auditorium
<セットリスト>
① Bohemian Rhapsody (Opera Part) / Ogre Battle
② Sweet Lady
③ White Queen (As It Begin)
④ Flick Of The Wrist / Brighton Rock (Ending)
⑤ Medley
;Bohemian Rhapsody(Ballad Part)(冒頭のピアノ数秒欠落)
;Killer Queen
;The March Of The Black Queen
;Bohemian Rhapsody
;Bring Back That Leroy Brown
⑥ Brighton Rock / Guitar Solo (Inc. Fr re Jacques?) / Son & Daughter (Ending)
⑦ The Prophet’s Song (一人多重アカペラは完全欠落)/ Stone Cold Crazy
⑧ Doing All Right
⑨ Hangman
⑩ Modern Times Rock‘n’Roll
⑪ Keep Yourself Alive
⑫ Liar
⑬ In The Lap Of The Gods . . . Revisited
⑭ Now I’m Here
⑮ Big Spender / Jailhouse Rock (Inc. Stupid Cupid、Be Bop A Lula) (インプロ途中に欠落)
⑯ God Save The Queen
<マテリアル情報>
1.音源:AUD録音
2.音質:(^^;) (少々音像が遠く、こぢんまりとしている)
3.収録:一応、演奏した曲は完全収録しているが、欠落のある曲もあり、曲間MCなどはけっこうカットされている。
<レビュー>
今回のレビュー対象は、3月1日Milwaukee公演である。
この音源は、前年の同地での公演を収録した音源とともに、2000年代になってから突然、一部のトレーダー間で流通し始めたものである。
ただ、前年の音源のクオリティと比べると、音質や曲中カットなどの問題もある
演奏に関しては、ツアーも終盤、通算25公演目ということで、疲労の蓄積が懸念されるが、楽器隊の万全の演奏に支えられ、序盤の①のOgre Battleや②のSweet Ladyでフレディがハイトーンを披露している。
その一方で、⑤のBohemian Rhapsodyも歌い廻しやキーをオリジナルと変えているし、Killer Queenなどではあまり高音域のキーに冴えがない
なお、テープの関係か⑤のMedleyはBohemian Rhapsody冒頭のピアノ・イントロが数秒ほど欠落している。
⑥のGuitar Soloには、この日もFr re Jacquesらしき旋律が登場している。
⑦は、フレディによる一人多重アカペラに入る直前で録音がいったん終了
録音再開は一人多重アカペラ終了後ゆえ、この日の一人多重アカペラは完全に欠落。
⑧の演奏後、MCがカットされているが、続いて演奏されているのは⑨
演奏しているのが確認できたのは、初来日最終公演以来である。
しかも、フレディも随所でハイトーンを披露しており、非常に充実したライヴ・テイクとなっている。
そして、間髪入れず、Medleyのような感じで始まるのが⑩
英国ツアーでも、今のところ11月15日のLiverpool公演でしか演奏が確認されていないこの曲、すさまじいスピードでたたみかけるように演奏されており、興奮させられる。
この日、最大の衝撃は間違いなく、この⑨と⑩であろう。
また、この曲のあたりまで来ると、⑤でフレディがキーを変えて歌っていたのが嘘のようにハイトーンを出しまくっている
当然、⑪でもすさまじいパフォーマンスが聞ける。
そんな、フレディにロジャーも刺激されたのか、⑪のドラム・ソロはかなり荒々しく、激しい。
もちろん、⑫冒頭のドラム・ソロも同様。
中間部のインプロ部分では、四人によるすさまじい応報が聴ける。
⑬もこの日は、心なしかいつもよりフレディの声に余裕がある。
アンコール一曲目の⑭だが、この日は最初のヴァースではヴォーカルディレイがかからないアレンジ。
⑮のJailhouse RockはStupid CupidとBe Bop A Lulaを挿入したアレンジ。
ただし、インプロの途中で欠落あり。
最終更新:2011年04月16日 01:06