まるわかりレンズフレア

レンズフレアとは、太陽や列車の灯火などを写真に撮ると発生する、光の輪のようなものです。
RailSim2では、多彩な設定により、このレンズフレアをプラグインに組み込むことができます。
このページでは、車輌に組み込む場合を例に、構文の書き方を解説していきます。
なおこのページではレンズフレア以外の部分は完成済みとして記述します。

十分に定義ファイル(構文)を理解する

  レンズフレアを実装すると格好良く仕上げることができる反面、
  構文だけでほぼ全てを決定する為、設定する内容が多いということです。
  「構文が面倒」という人も諦めずに、根気強く習得することをお勧めします。
  レンズフレアに限らず、どんな構文も一通り理解しておくと、小回りの利く技として重宝します。

実装工事 その1 基本的な情報

  レンズフレアは[Headlight]ブロックで定義します。
  このブロックの挿入位置ですが、オブジェクトの指定が終わった後、FrontCabinが始まる前です。
  まずはマニュアルに従って記述していきます。
Headlight{
    AttachObject = ○○;
    SourceCoord = (X,X,X);
    Direction = (0,0,X);
    MaxDistance = X;
    //後ほど追記
}

これだけではまだ光りません。今回設定したのは固定位置と方向などです。
AttachObjectで指定したオブジェクトの座標系で、SourceCoordの位置にフレアの中心を表示します。
Directionはフレアの向きです。Xの部分は前向きなら1、後ろ向きなら-1と指定します。
MaxDistanceは最大表示距離を設定しますが、適当に大きな数字を指定しておけばOKです。

実装工事 その2 形状の定義

  前回設定した情報は、いわば「光源」の位置や向きの設定でした。
  今回はいよいよ「どんなレンズフレアを表示するか」についての設定です。
  前回、「後ほど追記」とした部分に次の構文を入力してみてください。

LensFlare{
  StartAngle = X;
  Circle{
    Distance = 0;
    Radius = X;
    InnerColor = #Color;
    OuterColor = #Color;
  }
}
  はい、打てましたか?[#Color]のところには、色を指定するコードを入力します。
  最初は分かりにくいので、InnerColorに#f3ffff9a、OuterColorに#00ffff75を指定してみましょう。
  入力ができたら実際にRailSimで確認してみます。この時、エラーが表示されるようなら、
  該当の行の周辺をよく確認します。括弧の入れ忘れなど、筆者もよくやってしまいます。
  うまく行ったら設定をいろいろ変えてみて、PIにぴったりの設定を見つけて実装しましょう。
  [Circle]ブロックとして説明しましたが、これを[Hexagon]に変えてみると、
  フレアの形が変わります。これらは同じLensFlareブロック内に記述できるので、2種類の
  フレアを重ねて表示させることも可能です。

参考:~Color文の色指定について


  本文中では例示のみとして解説しませんでしたが、色指定のコードは自分で設定できます。
  ある程度情報技術の知識があれば分かると思いますが、2桁ずつの16進数による指定です。
  アルファ値,R,G,Bの順に指定します。いろいろ変えてみるのがいいでしょう。とはいえ、
  見当もつかない設定をにするのは手間なので、以下にWikipediaの参考ページを紹介しておきます。

十六進法 - Wikipedia
RGB - Wikipedia
カラーチャート - Wikipedia
※RailSimの色コードは最初にα値が来るので、#008000を入れようとした場合、#ff008000となります。

カラーコード設定例
#ffff000000
#ff00ff00
#ff0000ff



最終更新:2010年10月07日 22:47
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