詳細 > 謎のページ「famichu」

このインタビュー?記事は、2010年05月02日に突如発見された(発見者によると「検索サイトで検索中に偶然見つけた」との事)。
掲載サイトである『famichu(web魚拓)』の最終更新日は2008年11月9日である為、ゲーム発売直後に更新されたものと思われる。
ジョークサイトの類とも考えられるが、
  • Google AdSense(アフィリエイト)が張られている
  • TOPページ(web魚拓)に「Legend revival .. ThunderForceVI now on sale」というやたら宣伝臭い文句がある
  • 関係者曰く関係者しか知りえない事が書いてある(らしい)
  • 発見された翌日に慌てたかのようにサイトが抹消される
等、奇妙な部分も多い。
いずれにせよ、『famichu』にはこのインタビューしかコンテンツが無かった為、詳細は一切不明のままである。
尚、真偽は不明だが、このインタビューに関して後にこういった話も出てきている。

http://www9.atpages.jp/famichu/_tf6.html

(観覧不可、web魚拓で観覧可能)
当時ゲームファンの誰もが憧れ伝説と化した傑作サンダーフォースシリーズ。
前作から実に11年、ついに伝説は復活した。世間での評価はともかく、ここまで騒がれるタイトルは稀有であろう。
編集部は伝説復活の仕掛け人である仮面紳士ゾルゲこと岡野哲プロディーサー(以下、ゾP)にインタビューを試みた。

――ついに伝説が復活しましたね。
ゾP やり甲斐のある仕事だったな。好評で嬉しいぞ。初週1万超えたし、上々の立ち上がりだな。
――これまでのシリーズを踏襲しつつも独自の世界観の構築に成功しています。特にモンゴル語や西夏文字等、今までにない新要素は素晴らしいと思います。
ゾP そうだろ? 俺は昔からアジア文化が大好きでさ、絶対入れようと思ってたんだよ。従来のサンダーフォース(以下、TF)も悪くはないんだが、世界観に多様性がないんだよな。素人が考えたSF的世界でさ。俺みたいなSFマニアからすると幼稚に見えちゃうんだな。
――初PVと比べると多少アジアンテイストが減っている気がしますが?
ゾP 俺としてはもっと増やしたかったんだが、某掲示板で一部のファンが暴れてな。俺はファンを大切にするからさ、要望を入れて多少減らしたってとこだ。でも製品版でアジアンテイストが減って残念だっていうファンの声は少なからず届いてるよ。
――しかし正直この時代によくシューティング製作を決意されましたね。
ゾP 俺は昔からシューティングマニアでさ、そこいらの奴とは思い入れが違うんだよ。黄金時代を知ってるから今のシューティングの低迷っぷりを心底危惧してたわけ。でもさ、今アーケードでシューティング作ってる奴らは無駄に複雑なSTGばかり作ってる。こないだ怒首領蜂大復活ってのをやってみたんだが、1面すらクリア出来なかったぜ。
――つまりあなたがシューティングの復権を試みると?
ゾP その通りだ。実際これはプロジェクトS.T.G第一弾だ。第二弾以降の構想も出来てるし、次のプロジェクトはもう走りはじめてるぞ。
――なるほど。我々シューティングファンにとって頼もしいお言葉です。しかしよく会社が許可しましたね。
ゾP 情熱が通じたんだな。上の連中もシューティング好きが多いんだよ。元来セガハードには良作シューティングが多かったし、受け入れる土壌はあったんだな。とはいえあまり予算が下りなくて苦労したけどな。
――今作の開発費はどの程度だったのですか?
ゾP ライセンス料にかなりの額を取られたからな。開発費はないも同然だった。同業者が聞くと目が点になると思うぞ。だからTFもシンプルシリーズとして開発がスタートしたんだよ。
――えっ? シンプルシリーズですか?
ゾP そうだ。全3面程度のボリュームでな。そうでないと受けてくれる外注がいなくてな。それでも中々見つからなかったんだが、とある筋から新興の開発メーカーを紹介され契約を結んだんだ。一旦契約を結べばあとはどうとでも出来るからな。それからどんどん企画を膨らませていき全6面のボリュームになったわけだ。
――当初の倍のボリュームにするのは想像を絶する苦労だったんじゃないですか?
ゾP 大変だったみたいだな。だが俺はもともと最初から仕様を決めず開発中に企画を構築していく手法を好むんだな。当然開発には臨機応変に対応できる手腕を求めるってわけだ。俺は外注との折衝には慣れてるし、上手く躍らせて作らせるのは得意だよ。伊達にこの業界長くないぞ。とはいえ途中で開発拒否された時はさすがにちょっと焦ったけどな。
――拒否ですか…何かすごい裏話を聞いてしまった気がします。
ゾP 契約と違うとか言ってきてな…小さい会社のくせにプライドだけは一人前なんだよな。仕方ないから追加予算取ってきてやったよ。雀の涙しか出なかったけどな。
――外注が中々見つからなかったと仰いましたが、やはりシューティング製作が得意なメーカーに開発を依頼するおつもりだったのですか?
ゾP いや、さっきも言ったように昨今のシューティングメーカーは分かってないとこばかりだからな。ただ昔から付き合いのあったトレジャーには話を持っていった。しかし法外な予算を要求されてな。あそこはセガが育ててやったようなもんなのにな。
――トレジャー製TFは確かに興味ありますね。
ゾP 俺はトレジャーじゃなくて良かったと思ってるぞ。あそこは確かにそこそこ面白いゲームを作るが、何を作ってもトレジャーのゲームにしかならないんだよ。グラディウスVを見れば分かるだろ? あそこは開発に幅がないんだよな。俺みたいな外部の人間がコントロールしてやらないとダメ。今のままじゃ長くないね。
――実作業は全てその外注で?
ゾP いや、複数の外注を使ってる。デザインやモデリングは色んなとこに発注した。俺が直接デザインからモデリングまでやったのも結構あるな。
――たとえばラスボスですか?
ゾP その通り。あれには衝撃を受けただろ? ユーザーをあっと驚かせたかったんだよ。
――確かに驚きました(笑) 初見は呆気に取られ動けなくなり、そのままゲームオーバーになりました(笑)
ゾP 俺の渾身の作だ(笑) 世界観はアジアンテイストを盛り込みこれまでのTFとは一線を画すものとなったが、衝撃度という意味でもかつてのシリーズを超えたかったんだよ。
――ラスボスに関しては、あなたの漫画のキャラの流用だという噂がありますが?
ゾP たしかに似たようなキャラはある。でもそれがなんだ? どっちもおれのキャラなんだから盗用した訳じゃない。昔からTFは一部の狂信者が誹謗中傷を繰り返すが、今回の件もその類の奴らが俺を中傷したかっただけだろう。
――衝撃といえば最終面のBGMも衝撃でした(笑)
ゾP TAMAYOは指定通りの曲を上げてきてくれたな。それまでの面とは趣が異なるが、ラスボスを見れば何故あのBGMにしなければならなかったか理解できるんじゃないかな。
――BGMといえば、今回の作曲陣は非常に豪華ですね。
ゾP 話題づくりのために豪華にしたかったんだ。メインはTAMAYOだけどな。俺は昔からTAMAYOが大好きでさ、カプコン時代のアレスの翼や大魔界村なんてもう最高。レイシリーズのもの悲しいメロディはTAMAYOにしか出せない味だろうな。
――TFのBGMといえば九十九百太郎氏が有名ですが、彼には声をかけなかったのですか?
ゾP 最初は彼に頼もうかなと思ってたんだよ。セガガガでも一緒にやったしな。ただ、色んな方面から止められてな。はっきりとは言えないが、ある理由から業界で避けられているらしいな。
――ある理由とは例のブロークンサンダーですか?
ゾP いや違う。それは関係ない。まあこれに関しては表に出せないから勘弁してくれ。
――分かりました。ではゲーム内容についてお伺いします。今作はこれまでのシリーズと比べて難易度をかなり落としてあると感じましたが、どういった意図があるのでしょうか。
ゾP 気軽に遊べるゲームにしたかったんだよ。会社から帰ってビール片手にさくっとクリアできるようなお手軽なものにな。開発のやつらはとにかく難しくしようとするんだよ。奴らのプレイを見てると簡単そうに見えるんだが、実際やってみると1面クリアするまでに10回以上死ぬんだぜ? クリア出来る気がしなかったから、難易度を一段階下げて簡単にさせたよ。
――なるほど、そのような意図だったんですね。昨今のシューティングの中でも気軽にプレイできる出来に仕上がっていると思います。
ゾP 分かってくれて嬉しいね。本当はハンターなんか今の倍以上強かったんだぜ。武器チェンジとか面倒くさいだろ? だからハンターだけでクリアできるようにしろって言ったんだが、気が付くと弱くなってるんだよな。とにかくマニアのやつらに任せちゃだめ。
――今作はゲーム中の視点変更が目立ちますが、これは演出を追い求めた結果ですか?
ゾP その通りだ。当初、視点変更はボス前だけだったんだが、俺はそれが気に食わなかった。ボス登場前以外にもゲーム中の肝となるシーンで視点変更を入れるよう指示した。だが開発側に猛反対されてな。ゲーム中の視点変更は弾避けに支障をきたしゲームとしてあーだこーだとな。だから俺は言ってやったよ。「ゲーム内容なんてどうでもいいんだよ」とね。みんな鳩が豆鉄砲食らったみたいにぽかーんとしてたな(笑) それで俺は確信したよ。ああ、こいつら何も分かっちゃいないって(笑) だからもう一度はっきり言ってやったよ。「いいか? TFってのはかっこよさが全てなんだよ。ゲームの面白さなんてどうでもいいんだよ。」とな。それ以後は開発が俺に対して何も言わなくなったから理解できたんだろうな。その後もあらゆる箇所で視点変更を入れて演出的なかっこ良さを追求した。
――それまではスタッフとの衝突は多かったのですか?
ゾP ああ、俺の考えに否定的な意見ばかり出してきてたな。俺は長くゲーム開発を経験してきてるから色んな事が分かってるんだよ。開発の奴らはとにかく青臭い意見ばかり囀るんでな。今回のプロジェクトは、俺が若い奴らにゲーム製作の本質を学ばせる場だったと思うぞ。
――スタッフにとっても得るものの大きいプロジェクトになったでしょうね。
ゾP そう思うぞ。彼らの今後に大きな影響を与えたんじゃないかな。
――プロジェクトS.T.Gでは今後どのようなタイトルをお考えですか?
ゾP スペースハリアーとファンタジーゾーンかな。本当はサラマンダか達人を作りたかったんだが、サラマンダはちょっと無理そうだし、達人は版権が取れなかった。とりあえずセガの過去タイトルにするつもりだ。
――スペースハリアーもファンタジーゾーンも続編は出ていますよね。達人やサラマンダもそうですが。
ゾP 今出ている続編は全てだめ。まるで分かっちゃいないものばかりだな。上っ面だけを真似た偽者というのが俺の評価だ。あれじゃシューティング復興なんて無理。サラマンダ2は評価するに値しないし、達人王なんてありえないだろ。俺1面すらクリアすらできないんだぜ? あんな物ばかり作るからシューティングは廃れていったんだよ。
――これからのあなたの活躍に期待しています。
ゾP 任せてくれ。
――最後にファンにメッセージをお願いします。
ゾP おまえらTFを買ってくれてありがとう! 大好評で非常に嬉しい。色々と批判もあったが、俺のやり方は間違っちゃいないと確信できたぞ。これからも過去の名作を復活させるから楽しみに待っていてくれ。しかしそれにはおまえらの力が必要だ。そうでないとシューティング復興の夢は途中で潰える事になる。頼むおまえら、買ってくれ!

ソース内に仕込まれた文章

このインタビューが掲載されたページのソースを見てみると、フッダ部分に以下の様な文章が仕込まれている。
これは架空世界ちきうで発売されたゲームソフト「サンダーフォース6」開発インタビューと思われる文書の写しです。
ご存知のようにウーチェの夜と呼ばれた信者一斉蜂起による第二次大暴動によりサンダーフォース6に関する殆どの記録は失われました。
発掘されたこの資料の真贋はまだ未確定ですが、サンダーフォース研究の権威テクノ博士は本物である可能性は高いとの見解を示されました。
仮にこの文書が本物であるとすれば失われた真実を記録した大変貴重な資料となるでしょう。
なおこれはフィクションです。登場する人物・名称は全て架空のものであり、内容に関する一切の責任をfamichuは負いません。
これは架空世界ちきう上で起こった痛ましい事件の真実の欠片であり、真世界との関わりは一切不明です。
何故はっきりとサイト上に表示せず、わざわざソース内に仕込んでいるのかは不明だが慌てていたが故に入力ミスで表示できなかったとも思われる。


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最終更新:2012年10月06日 12:20