まとめ > 主な批判点



『サンダーフォース』の世界観の破壊

サンダーフォースVIの企画原案・美術設計・プロデュースといういわばゲーム制作チームのリーダーである『岡野 哲(おかの てつ)』(ゾルゲール哲)は、自らの立場を濫用し、音楽・演出・ボス、更にはI~Vまで築き上げた世界観を、自らの偏見・自己満足で解釈し破壊した。
主な物は以下の通りだが、これ以外にも様々な部分で設定破壊が行われている

西夏語・モンゴル語の使用

本作では、これまでのシリーズ作品で全く使用されたことのない西夏語(西夏文字)やモンゴル語(モンゴル文字)が、銀河連邦やオーン帝国の言語として扱われている。この点に関しては、発売前に
等の自信に満ちた発言が岡野氏本人によりなされていた。
しかし、従来の世界観から完全に逸脱した言語に対する違和感がそう簡単に消える筈もなく、またBGMを含む演出全体との調和等も取れていない為に、結局は「力を入れる場所を間違っている」と批判が集中する結果となった。
尚、本来の西夏文字は漢字と同様の右縦書き、モンゴル文字は漢字とは逆の方向に改行する左縦書きであるが、本作では西夏文字が専ら横書き、モンゴル文字が右縦書きされている。理由は不明。

自身が過去に手掛けた作品からの流用

本作には、岡野氏が過去に手掛けた作品(漫画、ゲーム)から流用した要素が、サンダーフォースとは何の関連性も無いにも関わらず無数に入れられている。
例えば、本作の最終ボスのデザインは、岡野氏が執筆した漫画『横綱大社長』に登場するキャラクター「ミュール」からの流用であるし、岡野氏が2001年に手掛けたドリームキャスト用ソフト『セガガガ』内で使用された演出BGMを流用した場面も存在している(最初は「ドルメヒカ」も入れるつもりだったらしいが、未遂に終わっている)。
また、最終ボスのデザインに関しては「シューティングゲームにおいてグロテスクなキャラクターは少なからず存在するが、それをもってしても醜悪」と、単純に嫌悪感を抱かれる事も多い。

散見される宗教的描写

岡野氏は「三大シューティング祭り」で「オーンのマントラって知ってるかな?オウム真理教のオームだな」というトンデモ発言をしているが、その言葉通り本作ではオーン・ファウストをオーンのマントラと結び付け、何かしらの「宗教」的な物として描いている節がある。
これらも西夏語・モンゴル語と同様に従来の世界観からは完全に逸脱した設定・描写であり、批判を集めている。特にバッドエンディングは、Vのラストレターを流用・改変した内容であるという点も相俟って、多くのユーザーが不快感を示している。
因みに、岡野氏は過去にも自身の手掛けたゲームに脈絡無く宗教的要素を入れ、周囲から窘められている

開発技術の未熟さ

本作は、ここ数年発売されたシューティングゲーム一般では滅多に見られないほど、技術的に未熟であるとの声が多い。
  • 全体的に大味
  • 画面の細やかさが皆無
  • 背景の演出・構成
  • 敵はただ出てきて弾をばら撒くだけのやっつけ仕事
  • ボスのパーツが壊れない・爆散がかっこ悪い
  • 射出口に対応していないところから攻撃をする
  • オブジェクトの表示優先
  • カメラ方向や接触判定の管理
  • 自機・敵の大きさの比率が適当で大きい為に画面が狭い
  • ムービーが他のPS2ソフトに比べて画質が粗い(SS版TFVより若干良い程度)
  • BGMの音量が作曲家毎にバラバラ
  • 貧弱なエフェクト
開発体制が非常に不鮮明である為にハッキリとした事は言えないが、少なくとも岡野氏の言う様な「シューティングで実績のある人物」による仕事とは到底考えられない。
また、発売前には「ガルチ」(シューティングゲーム開発を主業務としている会社)の関与を匂わせる発言をしていたものの、スタッフロールにはそのガルチの社名や関係者の名前は全く記載されていない。軽い口約束を口実に開発を押し付けられ、岡野氏と一悶着あった末に社名表記を拒否したとの話もあるが、いずれにせよ関与の程は不明。

バグ

グラフィック表示のバグからゲーム進行が停止、更にはメモリーカード内のデータを破壊してしまう様なものまで、本作には様々なバグが無数に確認されているが、現在も公式からの言及は無い。
尚、ロット違いでバグの修正がされているかセガに問い合わせたところ、
「出荷時期による内容の違いはありません」との回答を得ている

「看板だけ」のBGM

本作はBGMコンポーサーとしてTAMAYO、古川もとあき、佐藤豪、金子剛など、他社STGに代表作を持つ有名作曲家を揃えている。
岡野氏も、発売前には「(従来の楽曲に)絶対に負けない、勝ってるくらいのところまできたんじゃないか」と自信を覗かせていた。
しかし、曲単体では高く評価される事があるものの、従来作品と極端に作風が違う上、作風の全く違う作曲家を複数起用した事による統一感の無さや、ステージや場面との親和性が全く無い事もあって、本作BGMとしての評価は非常に低い。
BGMをミュート設定にし、V以前やその作曲陣の楽曲に差し替えた物が動画投稿サイトに多数投稿され、そちらの方が好意的に評価されているのが現状である。

また、古川もとあき氏の楽曲が新曲でなく、古川氏が個人で販売している著作権フリーCD「TRADITIONAL SHOOTING」からの引用である点(CD自体は2月頃に廃盤になっている本作で無断使用されたのが原因とする見方が有力)や、前述した様にサンダーフォースと無関係な作品である「セガガガ」からBGMを流用している点なども問題視されている。

岡野哲(ゾルゲール哲)の言動

ゲームだけでなく、それに関連した岡野氏の言動・発言にも批判が集まっており、
一部からは息をするように嘘をつく「口だけクリエイター」と揶揄されている。

「効果音修正」発言

最初に公開されたプロモーションムービーにて「効果音が軽い」「以前の効果音と比べると余りに酷い」などと指摘された事を受け、岡野氏は「あれね、アサインが変だったから。今ちゃんと鳴ってるよ? 製品版ではちゃんと鳴ってる。そこらへん外すわけねーだろ!」とイベントで発言しているが、製品版でも修正された様子は見られず、全く同じ効果音が鳴っている。
尚、ロット違いで効果音の修正がされているかセガに問い合わせたところ、
「効果音の修正なども含めた修正版も存在しません」との回答を得ている

挑発行為

岡野氏やサンダーフォースVIに対しては、発売前から多くの批判的な意見(自身の趣味を入れるな等)が存在していたが、
そういったユーザーに対する挑発としか思えない内容の文章を、自身のブログ「若爾蓋記」に掲載している。
また、発売後には批判意見に対する反省の弁を述べている様にしつつ、ユーザーの神経を逆なでするような文章をセガ公式ブログ「極秘プロジェクトZ」に掲載していたが、存在そのものを隠滅するかのように2009年6月4日にブログ自体が消滅している。
他にも、某雑誌の編集長某アニメ監督、更にはセガと親交が深かった大物シンガーソングライター(故人)を中傷したりと、製作者云々ではなく、もはや常識を逸脱した事を平然とした態度で行い続けている。

プロジェクトSTG

岡野氏はサンダーフォースVIを発表する際、「プロジェクトSTG」なる企画を口にしている。
本人によれば「過去の名作シューティングを復活させていき、シューティングの復権を目指す」という事らしいが、サンダーフォースVIの悲惨な完成度を目の当たりにしたユーザーからは「タイトルだけで客を釣り、低予算の手抜きゲーを売り付ける詐欺プロジェクト」と批判されている。
また、真偽は不明だが、本来プロジェクトSTGは別のセガ社員が企画し、内容も「版権だけ残っているSTGタイトルをセガがVC化して配信し、好評であれば新作も作っていく」という物だったが、実行権が企画制作部(外注専門部署、当時岡野氏が所属)へ移行し、岡野氏が担当リーダーとなった事で企画内容が大きく変容していったという話も出てきている
極秘プロジェクトZの自己紹介文に「まだこりずにゲームを作っているらしい」という一文があった事から、既に次のサルベージ(ゾルベージ)対象が決定しており、被害が大きくなる可能性も指摘されていたが、2009年6月4日に極秘プロジェクトZが突然閉鎖した為、今後の動向は不明(岡野氏の横領が発覚した為、プロジェクト自体が無かった事にされたとの情報もある)。

余談

2ちゃんねるでこのような事が今でも続いている。


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最終更新:2012年01月07日 17:53