迷い誘われ夢 情報収集編 第4章
第4章 百合の香りはアブない香り
キマク 酒場「心のオアシス」
首をかしげるタラスと獲物を狙うかのような目をしたルナア。その目に見つめられ怯えている凛。
しかし、ルナアの何かが切れた・・。
ルナア「凛ちゃん~!キスしてぇ~~!」
ルナアが全力疾走で凛に向かっていく。
凛「きゃあああああああ!」
凛は絶叫してルナアに背を向け酒場の外へと走る。
酔った親父A「お!おにごっこか?水着の姉ちゃん頑張れ!」
酔った親父B「制服の姉ちゃんも頑張れえ~!」
凛「ええ~!おじさんたち助けてよ~!」
凛は号泣しながら酒場の出入り口を目指す。
シア「う~ん、何かうるさいなぁ~」
宿屋の443号室で寝ていたシアがうるさくて降りてきた。しかし、まだカルアミルクのアルコールが残っているのか・・動きがフラフラだ。
ツルッ!
シア「え?」
シアはバランスを崩して階段をボールのように転げ落ちていく。
ドドド!
凛「え?」
物音に気づいて振り返ると
シア「きゃあ~!」
ボールのように転がってくるシア・・。
凛は反射的にその場で横転する。
ルナア「きすぅ~~!」
野獣と化したルナアが凛に抱きつこうとする。
もう少しで抱きつける!そう確信したルナアであるが・・。
シア「誰かとめてぇ~」
ゴーーン!
シア&ルナア「きゃああああああああああああ」
ぴゅ~ん!
シアとルナアはぶつかり合い仲良く?酒場の外へと飛んでいった・・
ドン!
凛「はぁはぁ・・。」
流奈「凛、どうしたの?」
凛の悲鳴を聞きつけて流奈の元へ駆けつける。
凛「びえ~ん!ルナ!変態女がぁ!ああああ~」
そういうと凛は流奈に抱きつき泣きじゃくりながら酒場の外を指差す・・。
流奈「変態女?あれが?」
流奈が見たのは器用なポーズを取りながら抱きついて気を失っているシアとルナアだった・・・。
流奈「変態・・ねえ・・確かに変わってるけど・・。」
器用なポーズだけで凛のいう変態はわからない。彼女が悪夢を見たのはよくわかる。
が!流奈も彼女達の変態っぷりを知るのも時間の問題だった。
15分後
キマク 酒場「心のオアシス」
シア「ごめんなさい、家のルナアちゃんが迷惑掛けて・・」
そういうとルナアの頭を握り拳でぐりぐりと押さえつける。
流奈「いいのよ、お酒はいってたから酔ってたのよ」
ルナア「いたた・・・私酔ってないわよ。」
流奈の助け舟を数秒で轟沈させてしまうルナア・・その結果シアの握り拳にさらに力が出る・・。
しかし、このグリグリ攻撃は迷惑を掛けたから!ではなくヤキモチを焼いてしている。
凛はあのアブない目線がトラウマになっているのか流奈のスカートを力いっぱい握り締めていた。
流奈「もう凛、大丈夫だから・・。」
シア(流奈さんってやさしくてかわいい・・。
シアの頬が赤く染まる・・。
流奈「どうしたの?」
シア「えっ?ああ!そう!流奈さんって綺麗なひとだな~ってはっはっは・・」
流奈「あ・・ありがとう。」
照れ隠しをしながら頭をかきながらカフェオレを飲むシア
流奈「まるで初恋の男の人みたいな動作ね・・。」
シア「ブ~~~!」
流奈「Σ 」
何か言い当てられてカフェオレを噴出す・・シア
シア「そ・・・そんなことないもん!」
流奈「・・・・。」
顔が真っ赤になって言われても説得力がない・・。
そうか、凛の言っていた変態というのはこういうことだったのか・・。
と流奈は悟った。
???「お主がタラスか?」
タラス「うん、そうだけど君は誰?」
着物を着た小さい少女と淡い緑のロープを来た魔女がタラスに話しかけてきた。
着物を着た少女「わらわは姫小路 虹色印玖(ひめのこうじ ぱすてる)。こいつは・・」
淡い緑のロープを来た魔女「拙者は鬼崎 フリューデルきざき ふりゅーでる)と申す。」
着物を着た少女「わらわもおぬしを助けようぞ。」
タラスを助けに来た彼女達。
タラスは嬉しさのあまりにはしゃぐ・・。
しかし、凛だけはアブない何かに怯えていた・・。
続く
アトガキ
もう殴り書きです!さーせん!
ギャグにしたけど・・なってるかな?
というより情報収集してない・・のでまだまだ続きます!
でも次回で終わるか終わらないかはアクションしだい・・。
最終更新:2010年03月31日 01:19