等価騒音レベル

等価騒音レベルとは、ある時間範囲Tにおいて騒音レベルをエネルギー平均したもので、次式で表される。

 L_{Aeq} = 10 \log_{10} \left[ \frac{1}{T}\int_{0}^{T} \frac{p_A^2(t)}{p_0^2} dt \right] 

ただし、p_A(t):時間tにおける瞬時の騒音レベル、p_0:基準音圧(20 [μPa]) である。

この指標は、環境騒音を評価する指標として国際的に広く用いられており、日本でも1998年9 月の法令改正によって環境騒音の評価に用いられるようになった。

単発騒音暴露レベル

似たような指標として、単発騒音暴露レベルがある。これは、単発的に発生する騒音の全エネルギーと等しいエネルギーをもつ継続時間1秒の定常音の騒音レベルのことで、以下の式で表される。

 L_{E} = 10 \log_{10} \left[ \frac{1}{T_0}\int_{t_1}^{t_2} \frac{p_A^2(t)}{p_0^2} dt \right]

ただし T_0 = 1 [sec] である。この量は、衝撃騒音などの1回の発生ごとの全エネルギーをレベル表示したものであり、特定の騒音に着目したときの等価騒音レベルを求めるときの基礎量などとして用いられる。

参考文献

  • 音響用語辞典 (日本音響学会編、コロナ社)

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最終更新:2009年01月23日 17:03
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