説明を始める前に、この解説は現行のMOVer.2のものであると断りを入れておきます。来たるVer.3でリーグ戦がどのような形に変化するかは、Bennie Smith氏の記事およびScott Larabee氏からの情報がありますので、そちらを参考にしてください。

リーグを始める前に、リーグは通常4週間の間続くということを、知っておかないといけません。カードプールにブースターパックを(もし持っているなら)1つ追加する機会が、1週消化する毎に得られます。

リーグは基本的には、丸1月続くシールド戦のトーナメントと言えます。レーティングには影響しませんが、上位半数のプレイヤーには賞品が与えられます。リーグの最大参加人数は256人で、上位128人は最低1つのブースターパックをもらうことができるのです。賞品の数は、参加人数には影響されません。しかし、プレイヤーはいつでもリーグに参加できますので、ほとんどのリーグは、最終的に最大人数に近くなってしまいます。

リーグについて順を追っていきますと、トーナメントパックやブースター・チケット2つ等、必要なパックと参加費を持ってリーグに参加します。それから、持ってきたパックから出たカードを使ってデッキを組みます。参加者は、持ってきたパックから出たカードしかデッキに使用することができません。参加者全員が公平にカードを受け取ることで、技術と運だけでリーグを戦うことになり、カード資産の差で初心者が不公平な思いをせずに済むようになります。(カードをたくさん持っている初心者もいますが、そういう人の多くはあんまりマジックが上手ではないんですね)

リーグで手に入れたカードは、パックを開封すると即座に「Collection」に追加・保存されますが、リーグ戦が終了するまではトレードに出すことはできません。

第1週を除く各週に1回、リーグのカードプールにブースターを1つ追加することができます。これは、もちろんあなたのものになりますし、これからのリーグ戦で使用するデッキを継続的に強化するのに使えます。しかし、すでにあるカードで十分やっていけると思うのならば、ブースターを追加する必要はありません。

リーグに参加すると、メイン画面の下部に「My Leagues」という小さなタブが現れます。それをクリックすれば、参加しているリーグといくつかのオプションを見ることができます。「Play」「Edit Deck」「Go To」そして「States」です。

「Play」
分かりやすいですね、リーグで対戦を始めます。ただし、あなたがまだデッキを組んでいなかったり、デッキが不十分であるならば、いったん戻って出直せます。

参加しているリーグの部屋に行くと、その時リーグにいるプレイヤーのチャットや、ランキング、それから今週の対戦成績を見ることができます。対戦表の右上には青色の目のアイコンがあって、クリックすると対戦表を取り除いて、現在リーグ戦を戦っているプレイヤーを見られます。リーグ戦はレーティングには影響しませんから、対戦テーブルをクリックすれば試合を観戦することもできます。試合を観戦すれば新しいエキスパンションを覚えるのに役立ちますし、競争相手を偵察するのも一興です。(競争相手が255人もいると、飽きませんしね)

「Stats」
「Stats」ボタンを押すと、簡潔に現在のランクと、今週に後何回ポイントが入る対戦が残っているかが分かります。「Stats」については、また後で少し触れます。

「Edit deck」
「Edit deck」の画面に移った時(どの道、リーグに参加した際に自動的に移るのですが)、画面が二つに分かれているのが分かります。上部はあなたの持つカードが全て入っていて、カードの色によって分けられています。下部の、左上に「Deck 0/40」とある箇所は、土地やクリーチャーなんかを並べてデッキを作る所で、最初は何もありません。

リーグ参加の最終工程は、手に入れたカードで40枚にできるだけ近づけたデッキを作ることです。デッキを40枚に近づける理由は、必要とする特定のカード1枚を引く確率が高くなるからです。

はい、注目。対戦相手がとんでもなく強いクリーチャーを召喚しました。こいつを倒すには《闇への追放》を使うしかないのですが、20枚のライブラリーにある《闇への追放》を引く確率は、40枚のライブラリーのそれよりも高いのが分かりますね。

一般的には、リーグ戦のデッキには最低16枚の土地と、それと同じくらいのクリーチャーが必要になります。3色のデッキは、最初の週や2週目くらいでは珍しいことではありませんので、使うのを躊躇してはいけません。しかし、色事故を防ごうと考え、デッキを2色に減色できるほどのカードがあるのならば、2色デッキも考慮しても良いでしょう。

デッキに必要な基本土地の枚数が足りないと思ったら、「Deck builder」画面の下部に「Add Land」ボタンがありますので、そこで無限に基本土地を借りることができます。

複数のデッキを構築して、サイドボードの時間で違うタイプのデッキにパッと変更するようなプレイヤーも実際にいます。それを行う場合は、最初に選択するデッキのサイドボードに、使うかもしれない土地が確実に入っているか確認しておいてください。

デッキ構築を終えたら、画面の下部にあるチェックマークを押します。このチェックマークは、デッキが40枚以上なければ選択できないようになっています。

リーグ戦は20試合がポイントが加算される試合で、それらを消化した後は、タイブレークを稼ぐ試合が無制限にプレイできます。したがって、毎週ポイントを得るために5試合をプレイし(勝つと2ポイント、負けても1ポイントもらえます)、5試合終わったら好きなだけタイブレークを稼ぐ試合ができます(こちらは勝つと2ポイント、負けると-1ポイントとなります)。

このような仕組みになっているのは、プレイする時間がたくさんあるプレイヤーがそうでないプレイヤーに圧倒的な差を付けられなくするためと、それでもプレイヤーに納得するまでプレイしてもらいたいためなのです。

リーグ戦が終了すると、各プレイヤーが持つポイントは40(20戦全勝)と20(20戦全敗)の間になっています。そのポイントの次に、2番目の数値としてタイブレークです。そうすると、37,14という数値を持つプレイヤーは、37(17勝3敗)のポイントと、14のタイブレークであったことになります。これは、37,11のプレイヤーより上位で、38,0のプレイヤーより下位であることを意味します。タイブレークは、ポイントが同数であったときのみ影響を与える数値なのです。

リーグ戦を進めていくと、非常に強力な対戦相手に、そうでないプレイヤーが鬱屈してプレイを止めてしまう光景も見かけるようになるでしょう。もしあなたがそんなプレイヤーの1人なら、ブースターを追加するのを止めて、違うリーグに参加し直すのも良いかもしれません。しかし、もしあなたが初心者であるなら、リーグ戦を続けてブースターも追加することをお薦めし、プレイを楽しんでもらいたいです。リーグ戦を賞品獲得のための投資としてではなく、同等の対戦相手がいる環境で1ヶ月間プレイできる機会が$2で実現すると、考えてほしいです(カードは全てあなたのものになるのですから)。

結論としては、リーグ戦をトーナメントとしてプレイするのではなくて、カードを購入するついでとしてリーグ戦で遊んでください。リーグをプレイするのと同じだけのカードを購入すれば$30(追加のブースター3つも含めば)かかりますが、同様のパックを買ってたった2$支払うだけで、参加から1ヶ月間のプレイ環境と、順位に見合った賞品を獲得することができるのです。

注意書きとして、買収行為について簡潔に説明します。もし買収行為を目撃したら、こちらのページへお願いします。

書き込みの形式をコピーして「Ask a Question」をクリックします(もし持っていないのなら、アカウントを作る必要があります)。「Game/Product Question」のトピックを選んで、「Magic: The Gathering Online」、「Magic Conduct/Community」です。コピーした書き込みの形式をペーストし、必要事項を書き込んでください。Wizards社は報告を真摯に受け止めると共に、あなたが報告に時間を割いてくださることに感謝します。

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最終更新:2006年08月10日 01:35