概要

男女共同参画とは、ジェンダーフリーのことであり、「性差の解消」ということです。

なぜ問題なのか

その発想から付随的にいくつかの主張が導き出されます。
  1. 性別による固定的な役割分担。男女の役割をきめない。
  2. 社会における制度または慣行が男女共同参画社会の形成を阻害する場合はこうした制度を改めるべき。これまでの伝統や文化は完全に否定の対象になる。
  3. 性差の否定・解消は性的秩序、性規範の否定につながる。男女の性差がないということになれば、男女間の秩序、男女の性行為を含め、性秩序すべてが否定の対象となります。

従来の性的秩序や性規範を否定した上に、これに代わって「性の自己決定権」という考え方が持ち出されています。
性の自己決定権とは、性に関しては何でも自分で決めることができるというものです。
これは従来の性的秩序や性規範を否定することです。

男性の学力低下・少年犯罪の増加や、恥じらいの無い女性は、ジェンダーフリーによって「男らしさ」「女らしさ」が教えられていないところから生まれます。
必要以上の教育は不必要ですが、「男は弱者を助け、責任感を持つこと」「女は、恥じらいをもつこと」などの精神面での教えまでも批判するのは問題です。

賛成派の活動

  • 「ひな祭り」や「鯉のぼり」といった伝統行事の廃止、もしくはどちらも男女ともに祝うように改訂するべき、と指摘
  • 女の子に「さくら」「美咲」「優花」という愛らしい名前をつけたり、男の子に「翔太」「翼」「大輝」というスケールの大きい名前をつけることをやめるべき、と指摘
  • 出産祝いで、女児にピンクの産着、男児に水色の産着を贈ることをやめるべき、と指摘

批判

日本に見られる夫婦の役割分担は、古くの日本の生活と強く結びついています。これに外来のジェンダー論を振りかざして見た目の平等を法的に強制するのでは「家族および社会の崩壊につながりかねない」と批判されています。

石原慎太郎東京都知事は、都議会定例会において、「最近、教育の現場をはじめさまざまな場面で、男女の違いを無理やり無視するジェンダーフリー論が跋扈している」、「男らしさ、女らしさを差別につながるものとして否定したり、ひな祭りやこいのぼりといった伝統文化まで拒否する極端でグロテスクな主張が見受けられる」、「男と女は同等であっても、同質ではあり得ない。男女の区別なくして、人としての規範はもとより、家庭、社会も成り立たないのは自明の理だ」と強調し、ジェンダーフリー教育を批判しました。

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最終更新:2009年07月13日 22:03