キャラクター

プレイヤーが自由に個性をつけられる操作キャラに対し、
有り余る個性でゲームに彩りを加えるNPC…ノンプレイヤーキャラクター達。
ここは彼らを紹介するページである。
なお、このページにネタバレは極力含まないものとする。

※ ミニコミ誌により、街の住人達にも名前があることが判明しました。
しかし、個人が想像してこそ楽しいこのゲームの性質上、「あくまで新納氏が考えたものであって、公式とまではいかない」というスタンスで書かせて頂いています。



街の人々


長鳴鶏の宿/受付の男
おそらくエトリアで一番、最も多くのプレイヤーに恨みを持たれている男。
新納氏による役職は「フロアマネージャ」。“アレイ”という名を持っているが、ファンの間ではもっぱら細目、糸目で通っている。
序盤こそ優しい言葉を投げかけてくれるものの、レベルあたり幾らの料金システムで当然のように宿代を吊り上げていく。
その経営手法は、大多数のギルドに 「あの目は絶対笑っていない」 と恐れられている。
また、その優しい言葉ですら第3階層以降変化することは無い。

金額に関しては新納氏がインタビュー上で 「一人前になった主人公達が新米のパーティに酒をおごっている」 という設定の存在を洩らしていたが、それにしたって最終的に初期レベルの約100倍の値段とは、オソロシイ話である。
それでも同時に 「はじめは15エンが5000エンに」 とも発言しているので、開発時よりは相当緩和されたようだ。
ちなみに終盤で彼が依頼主と思われるクエストが発生するが、その報酬は5エンと異様な安さ。

エンディングを迎えるころには微妙な馴れ馴れしさが垣間見えたりして、それがまたプレイヤーの反感を買っていたりしないでもない。
攻略本では本の仕様を利用し、見事に 「裏の人間」 であることをアピールした。


ケフト施薬院/キタザキ先生
「超執刀カドゥケウス(アトラス)」 の登場人物・北崎威一郎が、スターシステムで出演したもの。
一番最初にキタザキ先生と表記されたのは公式ブログの「日向世界樹通信」からである。
その昔は冒険者だったらしく、ミニコミ誌によるとメディックとして相当のレベルを有しているようだ。

海外版での名前はDr.Hoffman。
「Trauma Center」(「超執刀カドゥケウス」の海外版タイトル)では
北崎威一郎がRobert Hoffmanとなっているので、それに合わせたものと思われる。

シリカ商店/店主
ゲーム中の登場女性キャラの中では一番人気を誇る武器屋の店主。
店を譲り受け2代目になったばかりで、序盤は品揃えも悪く 「素材の出回りが少なくて…」 と嘆いている。
特徴はなんと言っても露出の高いファッションで、二つ名は「下乳」。
一人称が 「ボク」 であることも人気に拍車をかけており、恐らくプランナーも狙ったのか、プレイヤーの心を強く刺激する、言うなればギャルゲーの登場人物のごときセリフを口走る。
その影響は大きく、期間限定セリフを聞き逃したという理由だけで、ソフト2つ目購入を考えたファンもいるのだとか。

素材売却価格の安さと反面売り物の高値から 「第2のボルタック」 とも囁かれたが、冒険者も蛙のホホ皮や壁材を大量に買い取らせているので、おあいこといったところ。
商店の奥に素材を加工する工房を構えているらしいが、 「妖精が鍛えたとされる剣」 などかなり胡散臭いものを作っている。
本名はシリカで良い。が、当然苗字であると思われる。

また、キャラクターデザイン日向氏のお気に入り。
氏が別サイトで描いたシリカイラストは一部ファンの間で先代だったのではないかと言われている。

海外版での名前はShilleka。
残念ながら(?)一人称は「ボク」ではないものの、砕けた口調は健在。

金鹿の酒場/女将
冒険者にクエストを斡旋する、酒場の女主人。
スタッフの印象としては未亡人。
人気度でシリカに及ばないかというと決してそうではなく、ファンは相当数いると思われる。
クエストの度に会話をする構成上、どのNPCよりもテキストの量があり、またその多くが主人公へのねぎらいの言葉になるので 「誰あろう、彼女のためにクエストをこなしているんだ」 というユーザーもいるようだ。

病気の母を持つ貧乏少年の依頼を安値で引き受けてしまうなど、不遇な環境の人間に弱い。
他キャラ同様発売時名前は設定されておらず、ポッドキャスト第7回で 「1週間後に名前発表」 との発言もあったが、結局ミニコミ誌に“サクヤ”の名が載るまでいっさいの追加情報は無かった。
虫が嫌いだが、切断された片腕を見ても動じないというよく解らない人。

海外版での名前はValerie。

冒険者ギルド/ギルド長
眼帯。新納氏に付けられた名前は“ガンリュー”。
ほとんどセリフが用意されておらず、公式でもカースメーカーに呪い殺されたりとあまり良い扱いは受けていない。
エトリアにギルドは複数あるらしいが、 「どいつもこいつも、目の前の小銭ばかりひろってるしみったれ」 という発言から、業界でも硬派な性質・性格だと思われる。
過去は冒険者だったらしく、眼帯にも何か曰くがあるらしいが…?

執政院ラーダ/眼鏡
街を司るという施設の性質上、最初っから最後までプレイヤーを振り回す男。
執政院内に於いては「情報室長」の役職を与っており、“オレルス”という名前も与えられている。
モンスター図鑑、アイテム図鑑のコメントは彼が書いたことにされており、ポッドキャスト第7回で文章の不備、誤謬などは全て彼のせいということになった。
更にアンケートコーナーの 「探索に連れて行きたいNPC」 では票を取っているものの、スタッフによって 「所詮デスクの人間には現場はわからないんです」 と、かなり不遇な後付設定をなされている。
「攻撃力はさほど強くないので危険は少ない」 アーマービーストは、今後もファンの間で語り種になるだろう。

海外版での名前はSubaltern Quinn。
Subalternは副官、次官、(英陸軍における)中尉or少尉の意。

執政院ラーダ/執政院の長 ヴィズル
執政院ラーダのトップ。「この街の指導者」とも言われているので、エトリアの町長の役割も担っていると考えられる。
他キャラクターと違いゲーム中で「ヴィズル」という名が明記されている。
普段顔を出すことはあまり無いが、ある程度評判を呼んでいる冒険者には自ら赴いて会話を申し出ることがある。
「この街にとってとても大事な人」 と言われるほどに人望の厚い人物だが、心中では何か深い事情を抱えているらしい…?
名前の「ヴィ」が濁るか濁らないかは、スタッフですら迷うらしい。


探索の途中で出会う人たち


レン
東方の地で修行を積んだブシドー。
女性なのだが口調が固く、また他のキャラがあまりに可愛く描かれているためか、以前は 「レンって女性だっけ?」 と言うユーザーも居た。
別れ際のセリフ 「壮健でな」 はおそらく口癖。
下記のツスクルと共に樹海を探索しており、街の中では凄腕の冒険者として知られている。
立ち絵で見る彼女は眉毛がなく 「可愛い」 という印象はやや持ちづらいが、ゲーム中1度だけ見られる他のイラストではややデフォルメされており、愛らしく描かれていると思うのは気のせいだろうか。

海外版での名前はRen。
ツスクルとは違いそのまま英語表記となっている。

ツスクル
レンと共に行動するカースメーカー。
パーティーとの会話はほぼレンに任せっきりなため目立たないが、誰よりも深く彼女のことを考えているようである。
開発段階では盲目という設定がなされていたが、製品版の段階で消えた模様。
他にもあったとされる2人に関する設定も同様に削られ、今では年齢も、どうやって知り合ったのかも、何故ツギハギうさぎのぬいぐるみを括り付けているかも不明である。
余談だが、ツスクルとはアイヌの伝承に現れる巫女のことである。
「ツクスル」「ツクルス」 等とプレイヤーに名前を間違えられることがままある。

海外版での名前はTlachtga。
読みは、トラクトガ、ティラクトガ、トァッツゲ等と複数説がある。
余談だが、Tlachtgaはアイルランドの伝承に現れる人物だとか。



兵士
樹海のそこかしこで突っ立っている、執政院派遣の兵士。
序盤こそ横柄な口調だったり、ショートソードを高く売りつけてきたりと高慢だが、ストーリーを進めパーティーが名を高めるに従いどんどんヘタレになっていった。
「君たちに興味をなくしたように」そっぽを向いたり、「自分の役目が終わったかのように」さっさと帰ったりする。
ある意味でこのゲーム中一番の萌えキャラ。


クエストで出会った人たち


病弱な少年
冒険者に憧れ、出会いたいがために何度も酒場に依頼していた少年。
都合3度の結末に立ち会ったプレイヤーの中には、有名なジョークよろしく 「良かった!病気の子どもは~」 と思った者もいるとかいないとか。


白き姫
エトリアでも一、二を争う富豪の令嬢。
彼女の見る夢は正夢になるというが…?


施薬院で修行をする薬師
女性らしい。まだまだ腕は未熟らしく、開発した薬が効果をなした例はいまのところ、無い。


ミセス・メリル
エトリアの有名装飾品デザイナー。
樹海探索がなされるようになってから、デザインの趣味が変わってきたらしい。


ジャクソン料理店
序盤から終盤にかけて目にする店。
アルケミストの術式を料理に生かす事に興味があるらしく、公式サイトでは依頼を受けたアルケミストが術式で肉を焼く場面もあった。
トンボの巣材、ジャ香など要求するアイテムから想像するに、そこそこ高級な料理店と思われる。


大工
中級の冒険者でも気を抜けないような階層で作業をする、パワフルな人たち。
毒属性に弱いと思われる。


ブラコンの少女
冒険者の兄を心配するあまり、深い階層の蜂の羽を10枚持ってこいと依頼してきたトンデモない少女。
お守りにするにしたって、10枚の根拠はあったのだろうか。


黄金男爵
街でも悪趣味で有名な、全身黄金色の男。
その特殊な要求アイテムと数量ゆえ、多くのプレイヤーがアイテム欄の圧迫に苦しめられた。


腕の無い男
竜に片腕を奪われたと言いつつも、竜の存在を証明出来ないため酒場で飲んだくれている。
おそらくゲーム中に明言された、唯一の酒場常連。


異国の男
遠い異国から、ある目的のため亀の甲羅を求めてやってきた男。
長旅で体力が尽き、甲羅の探索を酒場に依頼した。


病気の母親とその息子
不治の病を患いケフト施薬院に通院する母親と、
その特効薬の材料探しを依頼する報酬を稼ぐために労働する息子。
これだけでもウルッと来てしまう設定だが、息子がようやく稼いだ報酬が50enというのが、またお涙頂戴である。
関係ないが、子供が汗水流してやっとメディカ(20en)を2つ買えるこの街で、ナイフですら100en、殆どの武具を数千enで売っている某商店はぼったくりと言われても仕方が無いし、またこの街でいかに冒険者が優遇されているかが解る。
とにもかくにも、このクエストでは金鹿の女将が情を見せる場面もあるので、ファンの方は是非受けて欲しい。


片想いの少女
想い人の名を書いてお守りにすると両想いになれるという伝説の星型の種子が欲しいという依頼をしてきた少女。
しかし金鹿の女将も言っているが、5つも必要だなんて…


虹の剣士
七色のバンダナがトレードマークのソードマン。かなりの実力者らしい。
婚約者のある身だが、相棒が負傷したことから単身樹海の第4階層に乗り込み、そのまま消息不明となる。
そして彼の捜索をプレイヤーギルドが引き受ける事になるのだが、その末路は……。


ポンパダリル婦人
クエスト「~に魅入られた女」で登場。
エトリアに住む美しい女性。
大の装飾品好きだが、市販の装飾品だけでは満足できなくなり、
樹海で採れるアイテムを使った装飾品を求めるようになる。
…の割に、最後の依頼以外はプレイヤーが素材を取ることで売り出されるものが要求の品。
場合によると依頼を見た段階で既に店先に並んでいるケースもあったりと、
エトリアにはつくづく風変わりな人物が多い。


美食王
本名不明の大富豪。
自分の食べたことの無いものを探し求めており、エトリアでは「美食王」と呼ばれている。
今回プレイヤーが探すことになる 「食べたことの無いもの」 の材料は、動物の皮数種と謎の壁材…
…壁材?
料理の薀蓄を語りだすと、数時間は止まらない。


片思いの青年
花屋の娘に「炎より燃えさかり雷より激しく氷より美しい」恋を抱いてしまった青年。
その想いを表すのにうってつけのアイテムである三色混石を欲している。
これだけでも哀愁漂うエピソードなのだが、更に残酷な現実が彼には待ち受けており…


ラッチ
宿屋の青年 (まさかアイツか) が飼っている森ネズミ。
散歩コースはおそらく樹海の浅い階層で、好物は手作りのチーズ。
目を離すと樹海をどんどん下っていってしまう厄介なクセを持っている。
やっぱり…各階ボスの前を通り過ぎたり、花のリフトに揺られたり、流砂に流されたりしたんだろうか。

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最終更新:2023年07月02日 23:30