<おさわり系ホストクラブ>
同義語としてチンパブ、類似店舗としてTバックホスト(ホストがTバックブリーフ以外は身に付けないで接待するが、客がホストの男性器を触ることは禁止されている。)がある。
概要
一般的なホストクラブでは禁止されている店内でのホストの男性器へのおさわりが認められているのが特徴。
ホストが下半身を露出して女性客に男性器をもてあそばせるのが目玉となるサービスで、客はホストの男性器を触ったり舐めたりして楽しむ。ホストの男性器を刺激して、射精させることを楽しむ客も多い。ホストから女性客への性的サービスは無いものとされる。また、性行為(本番行為)は禁止されている。
客は性行為をすることはできないが、イケメン男性の男性器を見て楽しんだり、射精するところを見て楽しむといった、お遊び感覚で利用する女性が多い。
一般的なシステム
店内の個室や仕切られたブースでホストが女性客と対面または隣に座って歓談しながら、男性器へのおさわりをさせるのがポピュラーなスタイルである。女性客に男性器を触られている間、ホストはずっと勃起したまま射精を耐えつづける。
基本的にホストを射精させることを明白に禁止している店舗はほとんど無いのが実情であり、ほとんどのおさわり系ホストクラブでは店舗・ホストの暗黙の了解のうちに、女性客がホストの男性器を射精するまで手と口で刺激して楽しむサービスが提供されている。
一般的な営業形態は、常時おさわり制とショータイム制の2種類に分類される。
- 常時おさわり制
- 入店した客はまず、入店料としてドリンクの注文をすることを求められる。ドリンクを注文し指名するホストを決めたら、客は店内の個室やブースに案内され、ドリンクの提供を受けた上でホストによる接待を受けることができる。
- キスを中心とした軽いスキンシップの後、お絞りでホストの陰部が清拭され、手コキまたはフェラチオを基本として、ホストの男性器を女性客に好きなように触らせるサービスが提供される。客がホストを射精させてしまった場合はサービス時間内であっても無料でのホストのチェンジは認められず、この場合のチェンジには追加料金が発生する。
- サービス時間が終了すると、客の手をホストがお絞りやウェットティッシュで清拭する。最後にサービスを提供したホストの見送りを受けて客が退店する。
- ショータイム制
- 普段は通常のホストクラブと同様、女性客の隣にホストがついて酒を提供しながら歓談する接客を行う。定時になるとハッスルタイムが発生して、ホストによる男性ストリップ・ショーが行われる。
- ストリップショーの形態は二種類ある。
- ホストがシースルーのビキニブリーフ姿になって、女性客の顔の前に腰を突き出しながら踊る。踊りながら客にホストの股間をさわらせるサービスを行う。おさわりは禁止している店舗もあるが、ほとんどの場合はホストが嫌がっていなければ店も見ないふりをして、客の好きなようにホストの男性器をもてあそばせる。
- ホストが全裸で男性器を露出したまま各テーブルを回って、女性客に男性器を見せる。女性客に見せて回る時は、ホストはずっと男性器を勃起させている。女性客はショータイムの間、気に入ったホストの男性器を触って楽しむことができる。女性客に手でしごかれて、射精してしまうホストもいる。
一般的なホストクラブでのおさわりサービス
女性向け風俗に特化したおさわり系ホストクラブ以外の、一般的なホストクラブにおいて、稀にホストが女性客におさわりサービスを提供することがある。
女性客に対して卓フェラというサービスを提供するホストもいる。これは一般的なホストクラブにおいて、店内のテーブルでホストが女性客にフェラチオをさせることである。
ただし卓フェラはもちろん、一般的なホストクラブでのおさわりサービスは、ホストと客との間に強い信頼関係がなければ行われることがないと言える。
また、おさわり系ホストクラブとは銘打たずに、個室やブースを設けずに普通のホストクラブのような内装と接客形態をとりながら、上着などで隠しながら客にホストの男性器をさわらせるサービスを提供している店舗もある。
オプション・サービス
店舗によってオプションサービス(有料・無料)に様々な工夫が凝らされている。オプションサービスの一例は次のとおり。
- チンポマドラー
- 女性客の目の前でドリンクの入ったグラスの中にマドラー代わりにホストの勃起した男性器を突っ込んでかき混ぜ、できた水割りを女性客に提供するサービス。ただしホストの男性器を入れたドリンクを客が実際に口にすることはほとんどなく、もっぱらホストの恥ずかしい行為を鑑賞することを楽しむ客がほとんどである。
- チン体測定
- 女性客に巻尺を提供してホストの男性器の長さ・太さを測定させるサービス。
- オナホール
- 女性客にオナホールでホストの男性器を刺激させて遊ばせるサービス。
- 学習用顕微鏡による精子観察
- ホストが発射した精液を女性客に学習用顕微鏡で観察させるサービス。
- ホストの男性器の写メ・ポラロイド撮影
- ホストのセンズリ鑑賞
- ホストのアナルいじり
- ホストのビキニブリーフお持ち帰り
問題点・課題
一見ホストにとって楽しい業種に思えるが、エッチが好きなだけの軽い考えで出来るような、楽な仕事ではないとされる。
こういった店に来る女性客の目的は、ホストの男性器をもてあそぶ事であり、ホストも仕事とはいえ、性器を女性にしごかれれば勃起するし射精もする。第一、勃起して射精しなければ、触っている女性客の方も納得しない。いっぽうでホストは、女性ホステスの様に、感じているフリだけという訳にはいかないという難点がある。
おさわり系ホストクラブでは、人気のあるホストになると、1日(勤務時間は5時間位)に3回も射精しなければならないと言われる。店でザーメンを出し尽くしてしまって、彼女とのエッチに支障がでる事もしばしばだという。また、5時間もの間、男性器を代わる代わるしごかれていて、亀頭の部分が赤むけ状態になってしまったり、女性客の爪でキズだらけになる事も多いという。
このような衛生面・安全面の改善のために、女性客が入店する際に手指のチェックを行い、爪を切ることを義務付けるといった対策が行われている。また、女性客にホストの男性器を触らせる際に、ローションを使用してのおさわりを義務付けることで、ホストの男性器が傷つく危険性を軽減するための対策を行う店舗が多い。
ホストの男性器の保護に比べて、ホストの体力消耗の大きさへの対策は困難なのが現状であり、ホストが勃起を持続させるためにバイアグラなどの精力剤に依存するなどの問題も発生している。おさわり系ホストクラブを利用する女性客には、ホストの体力や安全面を考慮することが求められる。
<類義語>
- チンパブ
<関連用語>
<類似業種>
- ホストクラブ
- 従来からあった業態でホストが客の横に座り接待する点はおさわり系ホストクラブと同じだが、ホストの男性器へのおさわりは認められていない。
- Tバックホスト
- ホストがTバックブリーフ一丁で女性客を接待するホストクラブ。おさわり系ホストクラブとは違って、ホストの男性器へのおさわりは認められていないのが一般的。
- メンズキャバクラ
- 2001年頃より増え始めた業態。ホストクラブと異なり時間料金制を採用し指名替えが可能。
- 出張ホストクラブ
- 店内での飲食を対象とするホストクラブやメンズキャバクラに対し、店以外でデート等が出来る。レンタル彼氏と称している店もある。
- ボーイズバー
- バーテンダーが若い男性中心のショットバー。