ゴシックロリータ［ゴスロリ］＠Wiki

ゴスロリだった？「斧で殺害」事件

最終更新：2010年01月13日 09:16

hisuzusia

- view

だれでも歓迎！編集

概要

ニュースサイトから引用（上記のリンクが消えた時用）

18日4:40ごろ､京都府京田辺市､
京都府警南署交通課の男性巡査部長（45）宅から女性の声で
「家族が首を切られた」と119番通報があった。
連絡を受けた府警田辺署員が2階寝室のベッドで、
巡査部長が横たわり死亡しているのを確認。
首の右側が切られており､同居している専門学校生の次女（16）が
「私が切りつけた｡父が嫌いだった」と供述し、
容疑を認めたため殺人容疑で緊急逮捕した。
調べでは､1階に手おの（刃渡り11センチ、全長30センチ）が落ちており、
次女は衣服の袖口などに返り血を浴びていたという・
巡査部長はランニングシャツに下着姿・
体の左側を下にして横たわっており､首の右側から左側にかけて1カ所は深く、
もう1カ所に浅い切り傷があった。
争った形跡はなく、寝込みを襲われ即死状態だったとみられる。
次女は顔の返り血を洗っていたが､1階にいて放心状態だったという。
同署は今後､詳しい動機などを追及する。
巡査部長は次女と妻（41）、女（19）の4人暮らし。
南署によると､、6日は泊まり明け勤務で17日は公休、18日は日勤予定だった。
同署の岡野俊明副署長は「まじめで皆に慕われており、家族のトラブルは
聞いていない」と話している。

訂正・指摘が多い部分

文中に登場する作品中に使われたのは実際には斧ではなく「鉈」である。
どうしてもアニメと関連付けたかったのだろうか？それとも単なる間違いか、
メディアはこのあたりを良く取り違えている。

ちなみに引用ブログ内の画像はゴスロリではなくネコミミメイドである。
細かい事だが電車内の写真もロリータ寄りと訂正しているが、
どちらかというとゴシックパンク寄りのゴスロリだと思われる。

補足

この事件においてメディアは事実をよりセンセーショナルに見せる為に
ホラー趣味や昨今のアニメに見られる残虐性を過剰に強調したり
容疑者はゴスロリの服装で犯行に及んだと言う風なミスリードを促している。

一般に黒いゴスロリのワンピース姿で犯行に及んだという説が広まったが、
記事のどこにも黒いワンピースがゴスロリのワンピースとは書かれていない。

現実に普遍的なゴスロリが黒一色である為トラックバックからトラックバックへと
伝言ゲームの様に話が伝わっていくうちに「黒いワンピース」と
「ゴスロリに興味を持っていた」の二つの項目ががごっちゃにされて
しまいこの様に誤認されたと思われる。

興味を持った一般人視聴者（主な視聴者層）の誰もが知りたがるであろう、
黒のワンピースの「デザインの詳細」が出てこない以上
犯行時に着用された物はどこにでもある普通のワンピースである可能性が高く、
メディアが無理やり容疑者の趣味と関連付けるために
あえてデザインの詳細は伏せられたのではないか。

ゴスロリ服を描いたとされる「デザイン帳」などは押収されたが
「服そのもの」は押収されたという報道は無かった。
彼女自身がゴスロリに興味があった事にはまず間違いは無いが、
服自体を持っているとは考えにくく、上記のような「ゴスロリに着替えた」
という状況はあまりも信憑性が無い。よって犯行時に着られたワンピース
自体はゴスロリそのものではなかったと推測される。
少女は着替える前に「白いパジャマ」を着ており返り血を目立たなく
するために着替えたと供述している。
服が汚れるのが嫌なら貴重なゴスロリ服を着替えるのはより考えにくいし、
何より自分よりも力の強い相手を襲うために、凶器そのものは確実な物を
選んだのにも関わらず、わざわざ動きにくい服装に着替えるとは考えにくい。
かといって普遍的な黒いワンピースを好む人は犯罪を起こす可能性が高いと
いうわけではないだろう、服装で犯罪者を特定しようとする節がある
今回のような報道そのものが非常にナンセンスなのである。

「ゴスロリ」の影響で「斧」が使われたというのは言うまでも無く
話題に上がっていたひぐらしと記者が取り違えたものであろう。

但し斧とゴスロリが一部で結び付けられた背景には、
ゴスロリと斧というイメージが絵的に組み合わせやすく一部の層で
好まれるからという理由も考えられる。
可愛らしい少女や服装に武器や残酷な表現といったものは
特に平面的なイラストをベースとした創作の世界ではよく見られる。
しかし斧をゴスロリと結びつけた報道はそこまで見ていたとは考えにくい。

また、ゴスロリでないとしても「黒自体に意味がある」と考えられていたが、
犯行の前に白い服を着ていたら黒い服に着替えるのは
少女が供述した様な理由による当然の発想と思われる。
もしそうでないとしたら着想は後述の「魔女」のイメージからなのかもしれない。

メディアがあえてゴスロリという事実を伏せたでは無いかとも考えられるが、
大阪の事件の時を考えると実際に犯行当時に着られていたのであれば、
メディア（主に民放）ではもっと大々的に取り上げたのではないか。
そして大阪の事件の事もクローズアップした筈である。
むしろ確信も無く、半ば無理やりにゴスロリや、アニメ、ホラー等に
結び付けようとした感がある。
（もっとも、「ひぐらしに」関しては先に視聴していた層が「似ている」と
言ったのが広まってしまったくだりもあるがメディアはこれをほとんどの
アニメにまで広めて悪影響を指摘している。）

彼女自身はアニメや漫画からゴスロリに興味を持ったと推測される。
将来の夢に「まんがか」と書く彼女自身も漫画やアニメを好んでいた可能性は高い。
ここからイメージされるのは典型的なゴスロリに最近興味を持ち始めた、
何処にでも居て普通に暮らしているような、ちょっとオタク寄りの少女である。
引用記事本文にあるようなかなり「本格的なゴスロリ」を想定していると見られる
精神面での考察の類はこの事件でしても何の役にも立たないであろう。
しかし文化祭で魔女の役をするなど何処かゴスロリの燐辺を
伺わせる要素もある。また普通のゴスロリを好む一般人及びオタクとは
一味違う、人形を好むなどの特徴も挙げられている。
彼女が普通にゴスロリとしての道を歩んでいたのならオタク文化的な
領域のゴスロリに留まらずこのファッションを極めていったのかもしれない。

そもそもゴスロリが趣味といってもニュースで取り上げる程ではない。
一々容疑者がギャル系が趣味だった等と報道される事はないのだから。
ゴスロリとオタクはまだまだ知られてない部分が多いせいか、
「怖いけど知りたい」という観客の欲求を満たす格好のネタの材料として
メディアに特別扱いを受けている節がある。

タグ：

+ タグ編集