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企画もの1

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orz1414

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■企画もの1


これは、避難所386における30人目氏の作品に
「勝手に続きを作っちゃえ企画」でつくった作品です。ご注意を。

なぜか酒豪コンビでなくザナたんがメインです。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


そのとき、奇跡が、起こった!

彼女の、独り身を寂しがる気持ちと、
二人の恋する少女が放った、弾幕のエネルギーが
映姫が持つ永谷園っぽいものに、強い、あの力を加え…
吹き飛ばされた彼女は、そのまま、世界を、超越したのだ!

もうここまで来ると、常識なんて、通用しない!
がんばれ、僕らの、ヤマザナドゥ!
彼氏もちに、負けるな、四季映姫!

…つーか、あの力ってどんな力だよ。


『ところ変わって』博麗神社


「ハフハフ…雑煮(゚д゚)ウマー。やっぱ霊夢の作った雑煮は最高だね!」
「何言ってんだか…(赤面)。お世辞なんか言っても、お餅のおかわりは無いわよ?」
「いや? お世辞でなく事実」
「恥ずかしいわよっ! …もう、お昼はあなたの番だからね?」
「りょーかい。腕によりをかけまっさ」
「期待してるわ」

 と、言うわけで朝飯である。
 暮れから年明けにかけて魔理沙を初めとする工事メンバーが、霊夢の監督の元『真面目に』仕事をしたおかげで
如何にか神社は元通りになっていた。

 …そのときの様が、さながら『恐怖政治』であった事については、俺の心の奥深くにしまい、出さないのが賢明であろう。

 兎にも角にも、いつもどおりに戻った神社と幻想郷において、俺達はいつも通りの、春っぽい日常を謳歌していた。
 その時である。

 どっかぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!

「!? な、何だ!? 地震!? いや、この破壊音は…敵襲か!!」
「ずずー…どーせ魔理沙がまた着地に失敗したんでしょ?」

 いや、そんな茶ぁすすりながら切り捨てられても。
 つか年明けの工事現場レポートのときといい、霊夢の中で魔理沙ってどんな位置づけ?
 「ひどいぜ…」
 …電波だな、うん。

「それならそれで良いんだけどさ」

 …それで納得してる自分がいるのもなんだかねぇ。
 「…泣くぜ?」
 ご自由に。
 それはともかく

「いいのか? 見に行かなくて」
「いいのよ」
「でもあの音…多分着弾ポイントは賽銭箱のあたりだz「何やってんの○○!! 早く様子を見に行くわよ!!」…了解」

 変わんないなぁ、霊夢のこういうとこ。


 そこでは、何か青っぽい服とミニスカートの女性が賽銭箱に突っ込み、そのままうつぶせに突っ伏していた。

「…映姫さん? 何でこんなところに…」

 …つかよく無事だったなぁ、おい。
 さすがに賽銭箱はご臨終のようだが。

「ああ~っ!! お賽銭箱がぁ~~~っ!!!」

 霊夢が突然叫んだ! つか心配どころはそっちか、やっぱり。

「こら映姫! なんて事してくれたのよ、ちょっと!!」

 霊夢は涙目で映姫さんの胸倉を掴み、気絶したままの映姫さんに突っかかっている

「お、落ち着け霊夢、この賽銭箱はそろそろ古くなったから換えようって話だったんだろ? 良かったじゃないか、
 新しいのが届く前で!」

 ちなみに新しい賽銭箱は明日到着の予定だったり。

「だって…!」

 泣きながらこっちを向く霊夢。その時さっきまで掴んでいた映姫さんの胸倉が離れ、そのまま重力に従い地面に頭を強打。
 うわ、痛そう…

「だってあれは、あなたが帰ってきたときお賽銭を入れてくれた思い出のお賽銭箱なのよ! だから大事に取っておくつもりで
 わざわざ新しいものを頼んだのに…こんなのって無いよ…」

 いいながら俺の胸にすがってなく霊夢。
 そ、それで替えを調達しようと…。やべ、ぐっときた。

「丁度あれが最後のお賽銭だったから、今のうちに今のままで残しておくつもりだったのに…」

 ……。
 うん、気持ちはうれしいけどさ、それってかれこれ一年以上だ~れもお賽銭を入れて無いってことだよね。
 …むしろそっちのほうが悲しく感じるのは俺だけですか?

「あ~、霊夢、確かにそれは悲しい事だけど…」

 霊夢はまだ俺の胸の中でぐすぐすいってる

「形あるものはいつか壊れるわけで、それが今日か百年先かの違いだろ? 霊夢には他でもない、俺がいるんだから…
 それで代わりにはなんないか?」

 霊夢は少し落ち着くと、顔を上げ、そして一言

「なんない」

 さいで。
 と一寸落ち込んでると…。

「あんたの代わりなんて…いるわけ無いよ…」

 そのままぎゅっとされました。
 そうこうしている内に

「うー…ここにもバカップルが一組…って霊夢? と…誰?」

 映姫さん、復活。

<いっぽうそのころ>

「どうしてあなた達はいつもいつも…(頭痛)」
「面目ないです…」
「うう…」
「まあいいわ。すぐに手当てするから、ウドンゲ、手伝って」
「ハイ・シショウ・スグニ」

「…メカ鈴仙さん?」

<(=゚ω゚)ノぃょぅ>

「だから、何度も言っているように私と彼とは初対面で…」
「去年の秋ごろ会ったじゃないの! 何いってるのよもう…」

 ただいまもめております。
 そりゃそうだよなぁ…仮にも顔見知りに『あんた誰』なんていわれた日には…
 って言うか、何でいわれた俺でなく霊夢がヒートアップしてんの?

「大体分からないのはあなたもです! いつの間にそんなに成長したんですか! 私なんてこんなちんまいままで…(ジト目)」
「成長って…毎年見てるじゃないのよ!」
「いーえ見てません! 少なくともこの前会ったときには、あなたはこんなにスタイルも良くなければ背も高くなかったです!」
「一体いつの記憶よ!」

 なにやら変な方向に話が進もうとしている。
 内容から察するに、映姫さんはどうも俺と会った事も無いどころか、霊夢ともかなり前に会ったきりという事になるのだが…
 さっきの賽銭箱への激突で記憶喪失にでもなったか?
 お酒も飲んでるようだから、そのせいという事もあるか…

「兎に角、私の前でそんなスタイルは罪悪です! よこしなさい! 可及的速やかによこしなさい! それがあなたに出来る善行です!」
「できるかぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

 どんどん横道にそれていく…って、あれ?
 よく見れば映姫さんの服が一寸違うような…? 背格好も微妙に…あれ?
 …。
 ……。
 …まさかね。

 突如浮かんだ愚にも付かない考えを頭を振って否定する。
 目の前の光景は何やら男としてとっても嬉しい、しかし理性の試されるものとなっていた。

「あー、お二方、とりあえず目の毒だからさ、一寸落ち着いて…」

 理性のバカヤロー! という本能の叫びを無視して止めに入る。いや俺死にたくないし。その時…

「ごめんください、ここに『私』は来ていませんか? って…、…何を、やって?」

 突然現れた『もう一人の映姫さん』が、部屋の中を見て固まる。
 映姫さんが二人いることに驚いた俺も固まる。しかし、ついでに青ざめたのは別の理由だ。
 なぜなら、丁度彼女の角度からは、俺が、二人を、襲ってるように見えt

「天罰!」

 ラストジャッジメント全弾被弾。
 ずっと鍛え続けていて良かった。まだ…死には…しな…

<いっぽうそのころ>

「あだだだだ! 鈴仙さん痛い! しみて痛いから!」
「ガマン・シテ・クダサイ」
「つかなんでメカーーーーー!!?」

「永琳さん、あの、鈴仙さんは…?」
「何いってるの? 鈴仙ならそこにいるじゃないの」
「いや、あれメカ…」
「そこにいるわよ」
「「…はい…」」

「…ししょ~… …出してくださぁ~い… …助けてぇ~…」

<がんばれうさぎ>

「すみません、気が動転してしまって…」
「いえ、誤解が解けたなら幸いっす」
「全くもう…揃いも揃って迷惑ばっかり…」
「すみません…(しゅ~ん)」

 とりあえずの応急処置のおかげで事なきを得た俺。
 あの後すぐに霊夢が二人目の映姫さんを怒鳴りつけてくれたおかげで致命傷は避けれたわけだ。
 しかし新型のカードはすごいな、まさかアースヒールもどきができるとは思わなかったぞ。…試す俺も俺だけど。

「…で? どういうことなの? 映姫が二人なんて…」

 憮然とした顔で聞く霊夢。

「私にも分かりませんよ…」

 ばつが悪そうな顔で答える(酔いがさめた)一人目の映姫。

「…まあ、おおむねの予想はつくんだが…なんで?」

 4分の1ミイラな俺。

「ええ、実は、例のスキマ妖怪に聞いたのですが…」

 そんな俺らを前に、二人目の映姫は話し始めた…。

<いっぽうそのころ>

「バカにしたものじゃないわよ、ウドンゲは生まれ変わって、新しい事が出来るようになったんだから」
「新しい事…?」
「ええ…ポチっとな」

 カタン、ガラガラガラガラ…コト、コロコロコロ…コン、パタパタパタパタ…
 永琳さんがなにかのボタンを押すと共に、メカ鈴仙さんがなにかの配置につき、部屋中に仕掛けられたギミック…
 小さな台車やらビー玉やら積み木のドミノやらといった、何かご家庭にありそうなあり合わせの材料で作った仕掛けが
次々作動していく。そして…

 コン

 メカ鈴仙さんの頭に、最後のビー玉が落ちたと思ったら…

「ロボ チガウ ロボ チガウ ロボ チガウ ロボ チガウ ロボ チガウ ロボ チガウ ロボ チガウ」

 なんて紙テープを口から吐き出し始めた。
 ……。

「「「ロボだこれー!」」」

<ピタ・ゴラ・スイッチ♪>

「…つまり、要約すると…

 紫は突如、結界を始めとする様々な『歪み』を感知した。
 それがどのようにして齎されたかは判らないが、とりあえず急を要する事であるらしいので、仕事疲れで面倒だけど起きた。
 よくよく確かめてみるとそれは『世界』をまたぐものであり、何者かが世界を飛び越えてここにやってきた事を示すものだった。
 これが『外の世界』であるなら、単に結界で隔離されているだけで本質的には同じ世界であるからまだ問題は無いのだが、
 これは『世界』を…次元も時間軸すらもまたいでの転移であるため、可及的速やかに元に戻す事が必要とされた。
 幸い、飛んできたのは幻想郷の住人、しかもその中でも分別のある映姫だったので、
 混乱しているだろう彼女に手っ取り早く信じてもらう意味もこめて、その保護を『こちらの』映姫に依頼した。

 …と、こんなとこ?」
「はい」

 霊夢のまとめに頷く映姫さん。成程…。

「ようはパラレルワールドって事か…。まさかとは思ったが、ねぇ」
「パラレルワールドって何?」

 腕を組んで考え込む俺に聞いてくる霊夢。
 どうでもいいけど裾引っ張るな、かわいすぎるから。

「平たく言えば『もしもの世界』だよ。現実には起こらなかった『もしも』が実現した世界。例えば、俺があの時外の世界に戻らず
 ここに居座った世界とかな」
「ハクタクの歴史を食べたり作ったりする能力のようなもの?」
「近いような遠いような…。こういう歴史の分岐は、例えば今日のお茶菓子に饅頭を食べるかせんべいを食べるか、
 そういったことでも発生し、しかも一度分岐したらその後がどんなに同じでも二度と一つには戻らない。
 そういった世界もあることから、俗に『平行世界』なんて言われてるんだ」
「ふーん」

 なんだか『?』な顔で首をかしげる霊夢。
 まあそうだろうね、俺も完全に理解してるわけじゃないし。

「…つまり私は、その平行世界から来た四季映姫だという事ですか?」
「そういうことになるね。少なくともこっちの(二人目の)映姫さんは、俺のことを知ってたし」

 一人目の(以下向こうの)映姫さんの問いかけに、そう答える俺。
 釈然としない様子ではあったが、とりあえずよしとした様だ。

「それで向こうの私、一体何があったのですか? 下手な事故でこちらに来たというわけでも無いでしょうが…」
「……」
「…映姫さん?」
「どうしたの?」
「うっ…ううっ…私ぃ~っ! 小町が…小町がぁぁぁぁぁっ!!!」

 そういうと、向こうの映姫さんはこっちの映姫さんにすがり付いて泣き出してしまった。
 何なんだ?

<いっぽうそのころ>

「一体鈴仙さんはどこに…」
「あ! てゐさ~ん!」
「なに?」
「あのさ、鈴仙どこいったか知らない?」
「…」
「…てゐ?」

「えーりん、やめて、とめて、もっと、やさしく」
「て、てゐ?」
「ごめんなさい、すみません、だめ、死にます」
「だ、大丈夫ですか?」
「ああ~、れいせんが、れいせんが」
「ちょ、ちょっと」
「にげてー!!!」
「てゐ! てゐしっかりしろ!」

<あ!>

「それは何というか…」
「う~ん…」

 その『○○』って奴(こんがらかるので『』でくるんでいます)すごいね…よりにもよってあのお騒がせコンビとくっつくとは…
 俺なんかむしろ引っ掻き回された記憶しか無いよ(泣)
 そう思っているとこっちの映姫さんが何か身もふたも無いことを言った。

「めでたい事ではないですか?」
「そんな!? 何故ですか私! 私のこんな寂しい思いをよそに小町は毎日イチャイチャイチャイチャ! それがめでたい!?
 何故です! どうしてそんな事が!」
「だってこっちの小町は一人身だもの」

 時間停止。ややあって、向こうの映姫さんがこっちの映姫さんに突っかかる。

「…え?」
「むしろ映姫のほうが恋人いるわよ。そのせいで小町がやさぐれちゃって、何度か相談受けてたくらいだもの」
「ええ!?」
「一寸恥ずかしいですね」
「一寸待って私、え? 何それどういうこと!? 恋人!? 私にはいないのに!? ずるくないそれ!?」

 霊夢の補足に、それぞれ別の意味で顔を真っ赤にする二人の映姫さん。
 何か展開がおかしな方に行きそうだったので、とりあえず助け舟を出す事にした。

「いやいや、可能性の一つとしてはありえますよ? どんな事でも、最低二つは選択肢というか、パターンがあるものですからね」
「で、でも…」
「それに、お話からするとそちらの時間軸は、この世界よりも結構前のようです。という事は、これから、俺達の世界の時間軸に
 追いつくまでの間に、いい人が現れる可能性はあるということでしょう?」
「あ…」
「たしかに」
「ありえますね…」

 とたんにぱあっと明るい表情になる向こうの映姫さん。
 だからとりあえず、『そうならない可能性』については言及しなかった。

「そ…そうですよね、私にもきっといつか…」
「そうですよ、きっと大丈夫です」
「ありがとう、ありがとう…」

 感涙と共に手をとってくる向こうの映姫さん。いや、怖いから、霊夢の視線が怖いから!

<いっぽうそのころ>

「○○さん! 鈴仙さんを発見しました!」
「まさかあんなところであんな目に…う、何か気分が…」
「お、おい大丈夫か!? 一体何が…!?」
「思い出させないでください!」

<さてさてなにが、あったかな♪>

 そんなこんなとしている内に紫さんが到着、映姫さんを元の世界に送り返す事となった。

「ごめんねー、向こうの私と話が弾んじゃって…」
「いえ、おかげで少し気が楽になりましたから」
「そう? ならいいけど」

 そしてスキマが開く。
 俺があの時通ったのとよく似た、しかしつながる先は全く違う扉。
 それを前に、向こうの映姫さんは振り向いて聞いた。

「…この世界の私、あなたは今…幸せですか?」
「…ええ」

 笑顔で答えるこちらの映姫さんの答えに、向こうの映姫さんは笑顔になり、

「なら、私もがんばります。いつか、あなたもうらやましがるようないい人を見つけますから!」
「ええ!」
「そして○○さん、あなたも、霊夢と幸せにね。それがあなたに出来る一番の善行です。」
「もちろん! そっちの『○○』さんにも、がんばるように伝えといて」
「判りました。後、霊夢」
「何?」
「その…お賽銭箱の事、済みませんでした」
「気にしないで。私は気にして無いから」
「ありがとう。では…もう会うことも無いでしょうが、お元気で」
「「「お元気で!」」」
「では、一名様ごあんな~い」


「…いっちゃったわね」
「ああ」
「…では、私はこれで。どうもお騒がせしました」
「いえいえ」
「別にいいわよ」
「ありがとう。それでは」

 そういって、映姫さんは帰っていった。

「じゃあね~。ふぁ、ねむ…」

 紫さんも、あくびをしながら戻っていった。

「…さて、○○」
「ん?」
「ちょっと耳貸して…(ごにょごにょ)」
「…ええっ!? …マジでそれやるの?」
「当然。あなたに出来る善行よ(うきうき)」
「あー…(赤面)」

 なんて言われたかって? …内緒。


 …こうして、ある日の不思議な事件は幕を下ろす。
 この後、この話を聞いたらしい小町が、やる気になって更生したとかどうとかいう話を聞いた。
 文や萃香は、相変わらず飛び回ったり酒を飲んだりしている。

 まあ、とりあえずは、これで一件落着…かな?

<いっぽうそのころ>

「あら、見つかっちゃったのね」
「見つかったのねじゃ無いですよ、一体なんであんな事を…」
「そうそう、鈴仙すっかり脅えちゃってるよ?」
「ガクガクブルブル」
「気にしないで」
「いや気にしないでって…」
「…まあ、百歩譲ってそれは良しとします」
「するの!?」
「しないで!」
「まあまあ」
「で?」
「あのロボはどこにいったんです? 鈴仙さんが見つかったあたりから見かけなくなったんですが」
「さあねぇ…」
「こたえてください! 気になるじゃないですか! 下手をすればスクープですよ!?」
「記事にする気!?」
「さあ~ねぇ~」
「えーりん、おしえてよー」

 てくてくてく

「あー、せまかった…」

 てくてくてく

 ……。

「今、何か輝夜さんが…」
「ええ、確かに姫が何か…」

「答えてください!」
「おしえてー」
「さあ~ねぇ~」
「「スルーですか!?」」

<どっとはらい>

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

…(。∀ ゚)アレレレレレレレ?

今回スポットが当たったのは何ゆえか酒豪コンビでなく
ゲスト出演のザナたん…

いつもの面々は中休みのミニコントでのみの出演となりました。

って言うかいいのかこの形…orz

いろいろな期待を思いっきり裏切る形になってしまいました。スマソ

後、このとき霊夢に要求された事については皆さんのご想像にお任せという事で。
自分全く考えてません…orz

ロボウドンゲはメカ沢型な方向で。

>>393

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>>37氏に書いていただいた続きの設定に惚れ込んで、その設定で更に一つ話を作るって言う暴挙を(ヤメレ
ちなみに今回から誰がしゃべってるかわかるように台本風にいきたいと思います。
で、こちら側の主人公が○○、37氏側の主人公が●●です。

映姫さんのワールドスリップ(?)事件から一週間。紫さんが向こうの幻想郷一のバカップルを連れて来るから酒盛りの支度をしておけとの連絡が来た。
幻想郷一のバカップルか…どれだけのモンなんだろ?
ちょっと…楽しみだな…

紫「○○、連れて来たわよ」
○○「お疲れ様です。…う、うわぁ」

その二人はなんと手を繋いで体を密着してやってきた。
霊夢(にしては大人っぽい様な…?)と…知らない人だな…
…なんかすごいな…

文「むぅ…○○さん、こっちも負けてられません!」
萃香「○○っ!腕組もっ!」
○○「いや、ちょっと待て!恥ずかしいから!あー…(赤面)」

…結局腕を組まれてしかも密着されて…
人前だって言うのに…恥ずかしい…

霊夢「●●、私たちも腕組みましょう」
●●「えっ、ちょっ…恥ずかしいだろ…(赤面)」

…向こうも大変そうだ…
ふと向こうの男の人と目が合った。
…直感で、同類だと確信できた…
…向こうも同情するような目でこっちを見ていた…

紫「じゃあ、知らない人同士で自己紹介からね」
○○「僕は○○、まぁ…見ればわかる境遇にいます…(げっそり)」
●●「俺は●●、こっちも見ればわかるよな…お互い苦労するな…」
○○「ですね…(握手)」
●●「ああ…(握手)」

この瞬間…男同士の友情が誕生した…

文「そっちの世界ではこちらより少し時間が進行してるんですね。霊夢さんが少し大人っぽいですし」
萃香「なんかあれだね、大人の女性って感じ」
霊夢「そっちは二人とも変わらないわね。やっぱり妖怪と鬼だから?」
文「でしょうね…(これはうまくでっち上げればスクープに…)」

こっちはこっちで女性同士で話に花を咲かしている。
…文の目つきがなんだかハイエナっぽいな…

○○「おい文、言っておくがスクープにしちゃ駄目だぞ」
文「えーっ、何でですか?」
○○「…このことを他の妖怪が知ってみろ…向こうの世界にまで迷惑がかかるぞ…」
文「わかりました…」
○○「わかってくれたところでさて!宴会といきましょうか!」
全員「おぉーっ!」


いったん終了です。
…いや、続きは実はまだ考えてないんですよねw
…出来れば>>37氏に書いていただけr(夢想封印 瞬

>>400

───────────────────────────────────────────────────────────

「30人目氏の作品に勝手に続きを作っちゃえ企画」作品。なんだかこんなところまで来ちゃいました。
今回は避難所400(うpろだ189)のSSからです

…が、直接の続きではなく、前作(>>400)の宴会が終わった少し後が舞台です。
さすがに宴会の内容が浮かんできませんでした…orz

そのくせ長っ!

30人目氏の設定にのっとり、台本風で。
30人目氏作品の主人公が○○、うち(37ワールド)の主人公が●●です。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



遠い別の世界の、或いはありえた可能性。
それと遭遇し、酒を酌み交わした、幻想の中の幻想の夜。
それからかれこれ、一週間が経とうとしていた。

●●「むぐむぐ」
霊夢「もぐもぐ」

 小雨が降る幻想郷の…昼飯中。
 それだけなら良い。

 最近いささか恥ずかしい事を強要されている。
 それは…

霊夢「●●、次おつけものー」
●●「はいはい…あーん」

 まぐっ

霊夢「むぐむぐ…んふふー(笑顔)…はい●●も、おつけものー」
●●「あー…むぐむぐ(赤面)」

 ここ数日ず~っとこうだ。
 おなじみの膝の上モードで、相手に食べさせあっている。

 …いずれ証明できるかも知れんな。
 ……人間は恥ずかしさで死ねるということを…。(汗)

 おかげで最近神社には人寄り付きませんよ?
 最後までがんばってた某黒白曰く『サッカリン風呂桶一杯飲まされた気分だぜ…』
 まって、お願い、そんな目で見ないで。
 俺は常識的カップルでいたかったんだ~!

 …なあ、ほんとに幼児退行してないよな?
 いくらなんでもこれじゃ生殺s…げふんげふん。

霊夢「ごちそうさまー」
●●「おそまつさま」

 食事が終わっても、すぐには片付けに移れない。
 こういう雨の日は決まって…

霊夢「んーにゅぅ…ゴロゴロ」

 寄りかかるな倒すな転がるなー
 理性が!理性が!!

霊夢「一緒に寝りゅぅ~~~ぅ」

 だーきーつーくーなー!!!!
 つかなんだその怒涛の攻撃は! あれか! 向こうの萃香や文に吹き込まれたのか!!
 三人よって浮かぶのは文殊の知恵じゃなかったのくぁぁ~~~~~~っ!!!!!?

 『女三人寄れば姦しい』という言葉を思い出したのは数秒後の事。

●●「遠い空の下の同士よ…お前も今、試練のときを迎えているのだろうか?」





 その当の同士といえば…

文 「○○しゃぁ~ん…のんれましゅかぁ~ぁ(はぁと)…くすくす」
萃香「ほらほら~ぁ、なんならのませてやりゅぞ~ぉ(けらけら)…ん~…」
○○「文は抱きつくな萃香は膝に乗るな二人とも服を着ろぉ! 後口移しは色々やばすぎるので却下ぁ!
   あ~もうまったく! 向こうの霊夢さんと話してから余計な事ばっか覚えて~!」

 迎えていた。




???「相変わらずどこまでも目の毒なカップルね…。全く、いっそ結界で隔離しようかしら?」
●●「へ…ゆ、紫さん!?」
霊夢「あ~、紫じゃにゃいのぉ~…どしらの~ぉ?」
紫 「(●●を見て)…重症ね」
●●「…判ります?」
霊夢「なにがよ~ぅ」
紫 「…とりあえずコタツから出したら? 少しは頭が冷えるかもよ?」
●●「了解」

 ずるずる…

霊夢「んぅ~。やぁ~らぁ~、こたつのなかいるぅ~ぅ」
●●「良いから出なさいって、全く…」
紫 「大変ねぇ…」
●●「はは…」
紫 「ま、それはあなたがこの子を待たせすぎたせいだと思っときなさい。この子にとってあなたはまさしく唯一だったんだから
   …誰かに寄り添って生きることを覚えたこの子に、あの何年かは寒すぎたのよ」
●●「はい…」
霊夢「ん~…むにゅむにゅ…●●~…ふふふ…♪」

 俺は紫さんの言葉を聞きながら、いつの間にか眠ってしまった霊夢に膝枕してあげた。

●●「それは良いんですけど…」
紫 「何?」
●●「それだけ言いに来たってわけじゃないんでしょ? それに冷やかしにきたってんでも。
   …何かありました?」
紫 「…ちょっと…ね」



 そんな頃もう一方では、
 飲兵衛二人が珍しく沈没した後、
 突然の来客に悩まされていた。

霊夢「白状しなさい」
○○「いや、そう言われても…」
魔理沙「別に何かしようって訳じゃないぜ。ただそれを教えてくれるだけでいいんだ…さあ」
○○「いやだから、何でそんな事を聞くんで…?」
霊夢「黙って質問に答える! …もう一度聞くわよ…」
魔理沙「心して答えろよ」
○○「……」

霊夢「向こうの私のスタイルは! 未来の私はどんな風に育ってたの!?」
魔理沙「後あっちにレアアイテムはあったか!? どんな感じだ!?」

 神様、最近僕なんかしました?

 さぁ?(←無責任)




●●「『パラレルワールドの自分と文通しようプロジェクト』?」
紫 「誰かが企画したみたいなのよ…」
●●「また訳のわからないことを…。大体あれは極秘でしょ? この前の宴会だって映姫さんがらみのちょっとした縁ってことで
   実現したわけだし…」
紫 「まあ、ほとんど勢いの要素が強いけどおおむねそうね。あんまり安易な交流はお互いのために良くないわけだし。
   …ただね~…人によってはそれで納得しないのもいるから…」
●●「それより何より紫さんの場合、それが実現したら確実に自分が疲れるからいやなんでしょ」
紫 「当たり前じゃない」

 紫さんらしいや…

●●「解せないのはどこから漏れたかですよね…。あの事は当事者全員他言無用という事で決着したはず…。
   誰か覗いてたんでしょうか? …こっちの文とか萃香とか」
紫 「ああ、それは簡単。私が酔った勢いで文に話したら広まっちゃっただけ。…なぜかあの後藍に袋にされたのよね…
   お仕置きにスキマに放り込んであげたけど」
●●「……」

 俺は無言で部屋の隅においておいた刀を手に取る。

紫 「ちょ、何で刀抜くの? 私何かした?」
●●「お気になさらず、以前から考案していた『時空を斬る剣技』って奴をちょっと試してみたくなっただけです」
紫 「いやまって●●、もしそれがほんとなら私かなり回避しにくいから、当たるから、って言うか落ち着いて!?」
●●「自業自得で背負い込んだ面倒をさも全員の重大事のようにこっちに持ってこないでほしいですね。
   つか藍さんの敵討ち?」
紫 「謝るから、謝るから! それ霊夢が強化した刀でしょ、それだとただでも私切れる! 切れちゃうから!
   って言うか刃の部分が光ってえぇぇぇぇ!?」
●●「ダン○イ・バーストォォォォォッ!!!!!!」




●●「…なんてやるわけ無いじゃないですか、こんな室内で」
紫 「外だったらやったの…?」
●●「さあ、霊夢が起きちゃうからやらなかったんじゃないですか?」
紫 「……」

 刀をしまいながらいう俺に、紫さんは脱力する。
 このとき、紫さんは『●●…恐ろしい子!』とか思ったとか思わなかったとか。
 とりあえず霊夢に感謝していたらしい。心の中で。

紫 「全く…外の世界でどういう旅をしていたのか知らないけど…」
●●「世界中回りましたからねぇ…手がかり求めて西東、襲われて死に掛けたのも一度や二度じゃないっす。
   まあ、ここにいた頃ほどじゃありませんでしたけど」
紫 「無駄に強くなっちゃってまぁ…」

 ヨヨヨ、と泣き崩れる紫さん。
 からかいにくいのがそんなに嫌か。

●●「そうそう、その時知り合ったレンジってのが言ってたんですけどね?」
紫 「何?」
●●「『どんなときでも全力を尽くせ』」
紫 「よく聞く言葉ね」
●●「『ただし、下がるな。そして下げるな』」
紫 「?」
●●「『俺のレベルを返せ』」
紫 「ごめん、後半普通に訳わかんなかったわ」
●●「そうですか、俺もです。紫さんなら意味がわかるかと思ったんですが。ああ、他にもアンゼってひとから…」

 だんだん話がそれ始めている事に気付くのは、雨がやみ、さらに霊夢が正気に返ってからだった。




 一方、こちらは台風一過

○○「ふう…寿命が縮んだよ、あれは…」
文 「なんだったんですか?」
○○「霊夢さん達だよ。…この前会った、向こうの霊夢さんについて質問しに来たんだ」
文 「(ギク)は、はあ…」
○○「おかしいよな…萃香は嘘つかないから話してないのは確かだし…文だって記事になんかしてなかったよな?」
文 「え、ええ。記事になんてしてません」
○○「なのになんで霊夢さんが知ってるんだ?」
文 「さ、さあ…」

 …なんとなく、嫌な予感がした。
 こう、長い事付き合ってるとわかる、勘のようなもの。
 いや、ある意味ここまであからさまだと、勘に頼らずとも見抜けるといえるかもしれない。

○○「…文?」
文 「ひゃ、ひゃい! 記事になんかしてません、してませんでございますですよ?」
○○「それ以外は?」
文 「そ、それ以外って、わ、私は別に…」

 そういいながらあさっての方を向き、白々しく口笛など吹き始める文。
 ああ、努力は認める。でも落ち着け、口笛になってなくてヒューヒュー息の音がしてるだけだから。

○○「…正直に答えたら一週間添いn」
文 「ごめんなさい、記事にしなきゃいいかと思って話しちゃいました」
○○「…禁止」
文 「あうーっ!!(泣)」

 いやだって約束したでしょ!? 他言無用って言ったでしょ!?

○○「この調子だといずれ紫さんにも迷惑が行くかな…」
文 「ごめんなさぁ~い…」
○○「全く文はこういうときに我慢が聞かないんだから! 大体…」

 いまだぐーすか寝ている萃香をよそに、しばらく僕の説教が続いたのだった。


文 「…ちなみになんて教えたんですか?」
○○「見たまま、物腰もスタイルも大人っぽくなってたって。…さすがにバカップルぶりについては言わなかったけど」
文 「だから異様にご機嫌だったんですね…」






霊夢「で? いい加減その当面の問題を何とかしないの?」
紫 「ああ、そうだったわね。●●の昔の知り合いの件ですっかり話が弾んじゃって…」
霊夢「それはいいのよ、私なんか真っ先にたっぷり聞かせてもらったんだから。で? どうするの?」
紫 「そうなのよねぇ~…安易にこんな事を許可して良いとは思えないのよね、少なくとも」
●●「そりゃあ確かに。…結局のところここと向こうは可能性の違いが具現化した世界どうしな訳で、
   それが簡単に接触できるってのも…」
紫 「下手をすれば幻想郷のバランスが崩れるわ、確実にね」
霊夢「だからどうするかってコトでしょ? …とはいえ、誰がはじめたかあえて聞かないけど、もしその企画に参加者が多いようなら…
   頭ごなしに禁止ってのもねぇ…」
●●「それはそれで揉めそうだな。…主催者が誰かの想像はつくけど」
三人「う~~~~ん…」

 問題が問題だけに、三人寄っても文殊の知恵はなかなか降りてこなかった。





 一方、こちらもやはりお悩み相談中であった。ただし…

○○「ああ、やっぱりそうなってましたか…」
紫 「向こうは文が積極的な分、こっちに比べて広がるスピードが早いみたいだから、むしろ向こうのほうが深刻かもしれないわね。
   …どっちにしても、簡単に解決できる類の問題では無いといえそうね」
文 「すみません…」
萃香「過ぎた事はしょうがないっしょ、今はとりあえず、広まったこの件をどうするか考えないと」
紫 「そうなのよねぇ…どうしたら良いかしら」
永琳「どうでもいいけどあなた達…なんでわざわざここ(私の部屋)に来て会議してるのかしら?」

 そう、ここは永遠亭、永琳さんのラボである。
 紫さんと合流した僕らは、この事態を如何にかするべく、会議をする事にしたのだが…その会議室に、ここが選ばれたのだ。

紫 「堅い事言いっこなしよ、お部屋、余ってるんでしょ?」
永琳「いえ、でもここは私の部y」
○○「すみません…ことが深刻な事もあって、できるだけ意見を多く取り入れたかったんです。
   といって、下手に人数を多くしても、それこそ…」

 正当な文句を言う永琳さんだが、僕らとしても頼れる人は頼りたい。
 事情を話すと、永琳さんはしばらく考え込んだ後…

永琳「『船頭多くして船、山に登る』って事ね…。頼られるのは悪い気はしないけど、さすがにいきなりでびっくりしたわ」

 そういって、それまでの憮然とした顔を引っ込め、笑顔に戻った。

文 「ごめんなさい…」
萃香「ごめんね、えーりん」
永琳「いいのよ、そういうことなら」

 どうにか理解が得られたところで、会議再開なのだが…

紫 「理由はもう一つあるわ。向こうでこの企画をしたのがどうも…あの詐欺兎らしいのよね」
永琳「てゐが?」
紫 「なにかの儲けになるとでも考えたんじゃないかしら」
永琳「そう…ありえない話じゃないわね」

 こっちでもなんか入院中の僕達の様子をビデオやらで撮ろうと思ってたようだし。

永琳「あの子は…(汗)」

 頭を抱える永琳さん。お互い苦労しますね。

紫 「別に一回だけのやり取りならまだいいのよ。でも文通でしょう? 日常的に平行世界とつながるのははっきり言って
   よくないと思うのよ。下手をすれば…」
永琳「当事者はおろか、幻想郷自体にに何らかの悪影響が出るわね、確実に…」
○○「どうにかなりませんかね?」
文 「私たちだと皆目見当もつかなくて…」
萃香「たすけてえーりん!」

 それは私の専売特許よ~という声が奥のニートの間、通称『アマノイワト』から響いてきた気がするが…無視。

永琳「どうしたものかしらね…」

 悩みに悩み、それでも結果が出ない事に、みなが焦り始めた頃…意外な救いの手が差し伸べられた。

鈴仙「あの、ちょっと良いですか?」







●●「『平行世界交流大宴会』?」
萃香「一回だけなら良いんでしょ? どうせ禁止したって揉めるんなら、始めから一回きりって制限つけて思いっきり
   交流しちゃえば良いじゃない。かくいう私も、向こうの私ってのに興味がわいてるんだから」

 いつの間にか話しに加わっていた萃香と文。二人が出したのは、意外なような身もふたも無いような、そんな案だった。

霊夢「でもいいの? それってあなた達の場合…」
文 「向こうの私たちの『恋人』の事ですか? 別に気にしませんよ。向こうは向こう、こっちはこっちです。
   そりゃあ、あんまり変な人に引っかかったんなら注意もしますけど、話の限りではいい人のようですし、
   幸せなら問題ないです。よしんば惹かれたとしても、文字通り住む世界が違いますし」
●●「ドライやねぇ…」
萃香「みんなそんなもんだよ。少なくともそれなりに強さと自覚のある連中はね。相手はもしもの世界、ひと時の夢でしかない。
   なら戯れにそれと触れ合ってみるのもまた一興…。違う?」
文 「てゐさんはあれで長生きしてますから、その辺のことも考えたうえで企画立案とかはされたんだと思いますよ?
   むしろ私たちがこうやって動く事すら計算のうちだったかもしれません」
紫 「なるほどねぇ…」
●●「わざと穴だらけな案を出し、周りがそれを補正するように仕向ける。後はどう転んでも、それが幻想郷の総意…って訳か」
霊夢「毎度毎度小ざかしいわね、全く」
●●「でも当初の企画の…文通云々についてはどうするんだかね? 始めからもうそのつもりで行動してる人もいるんじゃない?」
文 「それについてはですね…」





鈴仙「…だから飛び入りを禁じて、あらかじめ参加表明をした人のみにするんです。そしてその参加形態において、直接か手紙かの
   確認をとっておくとかして…。あと、希望者には一回だけ、もう一度向こうに手紙だけ出す事ができるようにするのは
   どうでしょう? これも一応期限を決めて、それまでに出さない人は権利放棄とみなす…みたいな」

 鈴仙の案は、おおむねよさそうに思えるものだった。

紫 「なるほど…みんなはどう思う?」
萃香「悪くないんじゃないかな」
文 「ですね…」
○○「うん、いいと思う」
永琳「そうね…今のところ、他にいい案も浮かばないし…じっくり考えれば浮かぶかもしれないけど、時間もあまりかけられないしね」

 僕を含めた全員が賛同し、取りあえずこの議題は決着となった。
 こうなると早い。

紫 「じゃあ、その方向で相談してみるわね。ああ、文には悪いけど、もし平行世界関連で問い合わせがあったら、取りあえず
   お茶を濁しておいて。で、向こうがいいようなら連絡するから、そしたら今こういう企画が進行中だって教えてあげてくれる?」
文 「判りました」
紫 「後は会場と、企画が軌道に乗ったときの窓口だけど…」
永琳「それはウドンゲに任せるわ」
鈴仙「ええっ!? 私ですかぁ!?」
永琳「言いだしっぺなんだから責任持ちなさい。それに心配しなくても、どうせ向こうじゃてゐに押し付けられてるわよ。
   無論あなたが」
鈴仙「そんなぁ…(しょんぼり)」
○○「まあまあ、僕も手伝いますから」
鈴仙「すみません…」
萃香「そこ! 見つめあい禁止ー!」
文 「ひどいです○○さん、私達がいるのに…(ヨヨヨ)」
鈴仙「べ、べつにそんな!」
○○「はいはい、そう思うなら手伝おうねー」
文&萃香((ほんとに耐性がついてきてもう…))
○○「なに?」
文&萃香「「なんでも」」

 という感じで、少しずつでも確実に、僕らは動き出したのだった。

てるよ「楽しみだわー、向こうって少し未来なのよね? パソコンのバージョンアップとか…うふふ、できるといいなぁー♪」
その他全員「「「「「「あんた(姫)いつの間に出てきてたの(んですか)!?」」」」」」





紫 「向こうと連絡が取れたわ。どうも向こうの私たちも同じことを考えていたみたいね、こっちさえ良ければ参加者を
   募るって言ってるわ」
●●「そりゃ好都合。こっちも準備を始めるとしますか」
霊夢「そうね。それにしても、世界をまたぐ幻想郷の一大イベントか…。ずいぶん話が大きくなったわね」
文 「やっぱり幻想郷は娯楽や話題に飢えてますから」

 ぽかっ☆

●●「だからって騒ぎを起こしていい訳じゃない。いつぞやも映姫さんに注意されたんだろう? 少しは直せ」
文 「うー…それはかなり前の話ですよぅ…。それに、私はちゃんと自分なりに言いつけを守って…」
●●「フルパワー、落(ヴォルク)…」
文 「ごめんなさいあの時はともかく今それはしゃれになりませんからお願いですやめてください」

 さすがに新型カードのフルパワーを受ける気にはならないらしい。
 いつかの旧型での落雷は、それでも彼女を焦げ焦げのアフロヘアーにする程度はできたからなー。
 ちなみに新型旧型ってのは、パチュリーに作ってもらった俺用スペルカードのことだ。詳しくは割愛。
 後ここで撃ったら間違いなく天井に穴が開くんで実は撃てなかったってのも割愛。…ナイショダヨ?

萃香「酒酒酒ぇ~♪」
霊夢「あんたも変わんないわね…」
紫 「さて、決める事もやる事も多いわ、一つ一つ片付けましょうか」

 紫の言葉に全員が頷く。やると決めた以上成功させねば。

●●「会場とかはどうする?」
紫 「出来ればここ(神社)が一番判りやすいんだけど…ここって一応結界の要だからねぇ…」

 たしかに。むしろ前回急いだ理由はこの神社の近くにゲートが開いたからだし。

霊夢「ならいっそマヨヒガは? あんたのテリトリーだからどうとでもなるでしょ」
紫 「藍に怒られそうだけど…それが一番いいかしらねぇ…」
文 「単純に広さが必要なら紅魔館か永遠亭、何となれば白玉楼を借りてもいいのでは?」
●●「結界関連で気になるのなら現世と冥界云々の事もあるから白玉楼は…」
霊夢「そうね。紅魔館は紅魔館で宴会って言うよりパーティーって感じだし」
萃香「よくよく考えたらマヨヒガも微妙じゃない? 迷わないと行けないって事は『不安定』って事でしょ」
紫 「となると永遠亭か…」
●●「言いだしっぺ(てゐ)もいるし、いいんじゃない?」
全員「異議なし!」
霊夢「じゃあ後は交渉ね…。あ、向こうで用意してくれる可能性も否定できないか」
萃香「この際こっちと向こうの永遠亭をスキマでつなげるってのは?」
紫 「疲れそうだけど…まあ検討しておきましょう」

 …と、まあこんな感じで、こちらも手探りながら進み始めた。


 そして今日も、それぞれの情報を交換するべく、二人の紫が連絡を取り合う。

 【…以下、○○と●●以外のキャラは()に甲乙で区別します。甲が30人目氏の世界のキャラで。と言っても紫くらいですが】

紫(甲)「おおむねこっちは順調ね。会場はそっちで?」
紫(乙)「ええ、どうにか許可が取れたわ。…って言うか、向こうも乗り気だった見たいね」
紫(甲)「それは僥倖。…でもいいのかしらね…」
紫(乙)「元はといえば私たちの好奇心が招いた事よ。しょうがないわ」
紫(甲)「それは判ってるんだけどね…」

 紫(甲)の表情が不安げなものに変わる。
 それを見て紫(乙)は紫(甲)の肩をぽんと叩いた。

紫(乙)「大丈夫よ、こっちの萃香がいってたわ。これから会うのはひと時の夢。現実(自分の世界)と混同させるような奴はいないって」
紫(甲)「…それもそうね」
紫(乙)「それに…」
紫(甲)「それに?」
紫(乙)「日常的にそれぞれの世界がつながりを持つ事…私たちはその行為、現象が孕む危険性を考えたからこそ、悩んだ。でも…
    今、こうして私たちは話しているわ。祭りの準備のためとはいえ、日常的に」
紫(甲)「それは…」
紫(乙)「そうね、私たち(スキマ妖怪)だからこそできる事かもしれない。…でもね、そうじゃないかもしれないのよ」
紫(甲)「…」
紫(乙)「●●の言葉を借りるなら…私たちの世界は無限に広がる可能性の枝葉。ならばその中に、こうやって交流を持つ世界が
    あってもいいんじゃないか…そう思えるのよ。…『連理の賢木』って奴ね」
紫(甲)「それだと、いずれお互いの世界が一つになっちゃうわよ?…わたし達も」
紫(乙)「あら、それは厄介」

 クスリと笑う二人

紫(甲)「…考え方次第でどうとでもなる…か。○○にも同じ事を言われたわ。だから難しく考えなくていいって」
紫(乙)「確かに、そのほうが幻想郷らしいわね」

紫's「「幻想郷はすべてを受け入れる。それはそれは残酷な事ですわ」」

 笑いあう二人の紫。その表情は、よどんでいた不安が払われた、明るいものだった。


 そして、少しのときを経て…
 幻想郷、未曾有の一大イベントが、幕を開けるのだった。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

…(。∀ ゚)アレレレレレレレレ?(←いい加減『レ』を増やすのも限界かな?)

許してくれとはいわないがorz

なんかこんな感じになっちゃいました。
結局今回の展開で変わったことといえば、次回からが宴会(もしくはその準備など)がらみの内容になりそうなことと、
これでどんなキャラが出てきても(強引ですが)理由付けができるってことくらいか。(マテ

なんかごめんなさい。原作者の意向を無視したっぽい展開になりました。(平謝り)


今回ちりばめてみたネタは…特にこれといって(汗)
強いてあげれば霊夢もの第3話に使ったネタを一部利用している事と…
後は知る人ぞ知るあのキャラのネタを使ってる事ですか。
界隈によってはマイナーなんで知らない人にはとことんわからないと思いますが。
東方キャラをあのゲームにコンバートしようと画策した時期が俺に「は」ありました。

『時空を斬る剣技』というのはは新型カードでの見立てスペルのことです。
風を空の象徴に見立て、『空と大地』、そしてそれらを貫き穿つ『牙』、ある意味ではつなぎとめる『鎖』とも取れる『雷』。
以上3つを複合させ、「天と地とその狭間すべてをを切り裂く刃」となす…てな感じの。
…いうほど威力は無いです、だって●●ですから。真似っこ『次元斬』位はできるかも? ですが…。
あんまり強すぎる●●は●●じゃないような気がして。だから戦いではいつも死に掛ける。(苦笑)

後、サッカリンについて。
又聞きなんで詳しくは知らないのですが、一言で言うと…
「小さじ一杯で風呂桶ダダ甘」(←もちろん、水を一杯に張った風呂桶ですよ?)
昔砂糖の代わりに使われたという人工甘味料だそうです。にしては効き目強すぎ…(汗)
興味のある方、今でもスーパーでたまに見かけますよ。…試す勇気は無いですが。
用法・用量を守って正しくお使い…いただく前に、そもそも普通の砂糖を買って使ったほうがいいかと。
責任は持ちません。

>>404

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>>37氏の作品を受けて更なる続きを…
あ、ちなみに参加したいって方はどんどんいいですよ。
むしろお願いしt(マスタースパーク

…で、宴会当日…
○○「鈴仙さん、そこの襖取っ払っちゃいましょう。多分入りきりませんから」
鈴仙「そうですか?意外と参加者は少ないように感じますけどねぇ」
○○「…確か向こうの世界と合わせて…何人ぐらいでしたっけ?」
鈴仙「えーっと…まずこっちの世界の参加者が紫さん、師匠、姫、私、てゐ、○○さん、文さん、萃香さん、霊夢さん、魔理沙さん…」
○○「で、確かあっちの参加者が●●さん、霊夢、文、萃香、永琳さん、輝夜さん、鈴仙さん、てゐ、魔理沙か…」
鈴仙「…って、貴方と●●さん以外全員同じ面子じゃないですか…」
○○「…考えてみればそうだね…」
鈴仙「…これはなるべく登場人物を減らして楽しようという作者の陰謀を感じますね…」
○○「毎回言ってるが…そういう裏の話は禁止だ…」

あはは…すいませんねぇ…(ぉ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

○○「…おい…文、萃香…そんなにひっつかれたら準備ができないよ…」
文「いいんです。向こうの私たちが貴方に惚れても持っていかれないように匂いをつけておくんです」
○○「…僕はマーキングされる電柱じゃないんだから…」
萃香「いいの!○○が向こうの私たちに盗られたら嫌だもん!」
○○「…はぁ…」
鈴仙「…○○さん、ラブコメが終わったらでいいのでこっちを手伝ってほしいのですが…」
○○「僕としては終わらせたいんだg「「だめー(です)(はぁと)」」コレだよ…」
鈴仙「はぁ…でももうすぐ始まる時刻ですが…」
○○「ほら二人とも、鈴仙も困ってるじゃないか。早く離れてくれよ…」
文「○○さんは私たちより鈴仙さんのほうが大事なんですか!?」
萃香「きっとそうなんだ!うわーん!」
○○「…君たち…燃えないとわからないかい…(スペカ準備)」
文&萃香「「い、いやっ、さっさと離れますっ!だからやめてーっ!」」
○○「まぁ、二人ともちょっと耳貸して…(ゴニョゴニョ)してあげるから」
文&萃香「「鈴仙(さん)!私たちは何を手伝えばいい(ですか)!?」」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

紫(甲)「準備は出来たかしら?」
○○「はい、ご覧のとおりです」
紫(乙)「うふふ…楽しみね…」
○○「まぁ…楽しんでいただければ用意したほうもうれしいです…しかし面白いもんですね」
紫(甲)「なにが?」
○○「今現に二人の紫さんが同時にここに存在しているんですから」
紫(乙)「フフ…そうね」
○○「…(小声)二人ともやっぱり足は臭いのかn「「何か言いまして?(二人で永夜弾幕結界のスペカをちらつかせて)」」イエナニモ…」
鈴仙「○○さん、会場のセッティングが完全に整いましたよ」
○○「何とか間に合ったか」
鈴仙「ええ、それはもうあの二人がキビキビと働いてくれて」
○○「…やっぱり餌で釣るに限るね…」
鈴仙「どんな餌で釣ったんです?」
○○「…内緒だ…(膝枕してあげるって言ったなんて言えないよ…)」
紫(甲)「ふぅーん、膝枕ねぇ」
紫(乙)「あらあら、こっちもラブラブなカップル、フリフリでチューね」
○○「心の境界を読まないでください!!後そのネタは古すぎますよ!」
鈴仙「○○さん…(いいなぁ…)」


なんだか鈴仙が意味深な発言を!
この続きはいったいどうなる!
次回の"幻想郷パラレルワールド"は"乱痴気騒ぎ!永遠亭は大パニック!"、"緊急事態!紫の靴下行方不明!"、"大ピンチ!○○&●●争奪戦!?"の三本です!
来週もまた見てくださいねーっ、ジャンケンポンッ(ぐー)ウフフフフフフフ(ぉ


○○「なぁ、作者よ…最近ふざけ過ぎてないか?」
な、何のことかな…?
○○「…新星『ノヴァプリズナー』」
あぎゃぁぁぁぁぁぁぁっ、燃えるっ、萌えるっ、燃えているぅぅぅぅぅぅぅっ
○○「…こんなんで本当に大丈夫なのか…ウチの作者は…」

>>412

───────────────────────────────────────────────────────────

合同企画作品の続きです。
宴会序盤のシーンになります。

後、今回の件に関するコメントについてはあとがきのほうで

<ご注意>

この作品は、以下の基本ルールに従って書かれています

台本風(台詞の前にキャラクター名を書く)で書いてます。

>>107氏作品の主人公が○○、うち(37ワールド)の主人公が●●です。今回未登場ですが、A氏の主人公が××と表記されます。

上のキャラ以外の重複(パラレル)キャラは()に甲乙で区別します。甲が>>107氏の世界のキャラで、乙がうち(37ワールド)のキャラです

地の文などにおいてこの記号を使う場合は、誰の視点かにも依りますが、「○○さん(甲)は~」というように、「君、さん、ちゃん」等の
後にこれらの記号をつけます。

「こっちの世界の~」と枕詞をつける等したり、さらに文脈で判断でき得る状況ではこの限りではありません。

以上をご了承のうえ、お読みください。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


大勢「「「「「「「かんぱぁ~い!!!!!」」」」」」」

 各々がコップやらお猪口やらをかかげ、いっせいに一声。
 前代未聞の宴会の開催である。

魔理沙(甲)「いやぁ~なんと言うか壮観だなこれは」
霊夢(甲)「そうねぇ…」

 魔理沙と霊夢は、周りを見回してそんな事を言う。
 それはそうだろう。ところどころ微妙な違いはあれど、ちょっと見には大量の双子大集合状態なのだから。

魔理沙(甲)「これだけいると何かこんがらがってきそうだな。帰りは大丈夫か?」
霊夢(甲)「大丈夫なんじゃない? …あ、いたいた」

 霊夢の視線の先には、一人の男と談笑するもう一人の霊夢。
 霊夢は魔理沙を伴い、彼女のほうに移動した。

霊夢(甲)「ここ、いい?」
霊夢(乙)「どうぞ~って、あら」
●●「お? 向こうの霊夢と魔理沙か、はじめましてだな」
魔理沙(甲)「そうだな、はじめましてだ」
霊夢(甲)「ええ。…あなたが●●? はじめまして」
●●「ああ。ま、よろしく」

 言って手を差し出す●●。霊夢(甲)はそれに握手で応えた後、ひとしきり●●を見て…

霊夢(甲)「…及第点は突破かな(ポツリ)」
魔理沙(甲)「及第点って(汗)」
霊夢(乙)「何の査定よ、何の」
●●「ははは…」

 ポツリと呟いたその台詞に、苦笑する3人。
 まあ、認められたということでいいのかな?

魔理沙(乙)「おー、私がいるぜ。もう酔ったかな?」
魔理沙(甲)「何だ、私は意外に酒に弱いんだな」
W魔理沙「「あはははは!」」
W霊夢「「はいはい、あんた達は十分素面よ」」

 …これってコントか何かだろうか?


~サイド●●~

魔理沙(甲)「それにしても何て言うか…」

 魔理沙(甲)がもう一人の魔理沙を…具体的にはさらにその特定の部位をじっと見つめて言う。

魔理沙(甲)「現実は厳しいぜ…」
魔理沙(乙)「それはどこを見て言ってるかちょっと知りたいんだがな、私は…」
霊夢(甲)「まあまあ、気を落とすことは無いんじゃないの? これからどうなるかはあんた次第なんだしさ」

 るるるーと涙を流す魔理沙(甲)を霊夢(甲)が励ますが、効果は無いようだ。

魔理沙(甲)「霊夢はいいよ、未来はこんなんだしな。それに引き換え…」
霊夢(乙)「えーと…」
霊夢(甲)「まあね、自信が持てるわ」
魔理沙(乙)「いやいや、あんまり馬鹿にしたもんでも無いぜ? 私はこのとおり厚着だからな、中身がどうかなんて簡単には
      わからないさ」
霊夢(乙)「そうね、最後に一緒にお風呂に入ったのはいつだったかな…少なくともあなた達くらいのときよりは後だけど、その時は
     結構成長してたと思うわよ」
魔理沙(甲)「ほ、ほんとか!?」
魔理沙(乙)「人間中身で勝負だぜ」
霊夢(甲)「よかったじゃない、魔理沙」
魔理沙(甲)「ああ…希望が持てたぜ…」

 感涙に咽ぶ魔理沙(甲)。がんばれ、君も未来は明るいかもしれない。

霊夢(乙)「ところで●●、話に参加しないの?さっきから黙ってるけど」
●●「あー…」

 こういうネタは参加しにくい。マジで。

魔理沙(乙)「でも、ただ成長したからってんでもないぜ。霊夢のこのスタイルは●●を想い続けるうちにこうなったんだ。
      恋が霊夢を女にしたって事だな」
●●「んぐっ!」

 いや、いきなりなにをいわれるかな君は!?

魔理沙(甲)「はあ…」
霊夢(甲)「うーん…」
●●「い、いや、真剣に考えてもあれっしょ、こういうのは何より健康に気を使うかが大事なんであって…」
霊夢(乙)「でもそういう部分はあるかも…(赤面)」
●●「霊夢ぅ…(赤面)」

 うれしいけど恥ずかしいなもう!

魔理沙(甲)「むー」
霊夢(甲)「なんだか文や萃香が妙にうらやましくなってきたわ」

 なんだかなあ…
 あせりは禁物ですよー。

霊夢(甲)「でも、という事は魔理沙にも想い人がいるってことよね」

 ………。

 な、なんだってー!!?(AA略)

霊夢(乙)「そ、それホント魔理沙!?」
●●「初耳だぞマジで!」
魔理沙(乙)「え? あー、まあ…(ちら)…内緒だぜ」

 いや、ちらってあんた

霊夢(甲)「なぜそこで●●を見るのかしら…」
魔理沙(甲)「だな」
霊夢(乙)「え?(はんにゃ)」
●●「ま、待て霊夢、時に落ち着け。…あっちあっち」
霊夢(乙)「?」

 女性人の視線の先…すなわち俺の背後には、耳をダンボにした文の姿が。
 もう一人の文や、その隣の○○や萃香達といった面々が苦笑している。

霊夢(甲)「…なるほど」
魔理沙(甲)「そりゃ言えないか」
霊夢(乙)「納得」
●●「だろ?」
文(乙)「ひどいですっ!」

 自業自得だ。



~サイド○○~

文(乙)「もう…私のことを何だと思ってるんですかね、あの二人は」

 憤慨する向こうの文。まあ、もしかしたら特ダネかもしれないって考えたら気にはなるかな?でも…

文(甲)「さすがにあれはあからさま過ぎるかと…」
○○「うんうん」
文(乙)「あ、そんな事言うんですか? 彼氏ができたからあの熱い記者魂を忘れちゃったんですか?」
文(甲)「そんなつもりは無いですよ。でも気になるなら後で聞きに行けばいいじゃないですか。今ここで聞くよりよほど確実な情報が
    入ると思いますよ? 魔理沙さんさえよければ、ですが」
○○「そうそう。そのほうがよっぽど記者らしいと思うよ、僕も」
萃香(甲)「正々堂々が一番だよー」
萃香(乙)「同意ー」
文(乙)「…ま、それもそうですね」

萃香(甲)「○○ー」
○○「何?」

 呼ばれてみると、二人の萃香が一方は前、一方は後ろを向いた状態で腕を組んでいる。
 僕が二人のほうを向いたのを確認するとにっこり笑い、おもむろに回りだした。

W萃香「「ぐ~るぐる~」」
○○「????」

 やがて泊まり、二人ともこっちを向く。そして胸を張って

W萃香「「○○の世界の私はど~っちだ」」
○○「ええっ!?」
文(乙)「こうきましたか…」
文(甲)「見た目はそっくりですよねぇ…」
W文「「う~ん?」」
○○「え~と…」
W萃香「「ヒントは無しだよ~」」

 確かに見た目はそっくり…。ちょっと見分けがつかないなぁ…

○○「ん~~~~…」
W萃香「「どきどき」」
W文「「わくわく」」

 ええい…、…ままよ!

○○「こっちっ!!!」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

…というところで引きです(核爆)

実は今回(序盤)のうちに××くんも合流させようかと思ってたんですが、
話の流れの関係でできませんでした。すみません。

さて、○○君はどっちを選んだんでしょうか?
正解か、それとも?

というところで、勝手ながらバトンタッチです。




今回の件で、皆さんに不快な思いを抱かせてしまった事、申し訳ありません。
>>107氏同様、私もこの話がひと段落ついたらこの企画については控えます。

とりあえず自分の霊夢ものもまだ途中なので、そちらに集中する事にします。
すみませんでした。

>>436

───────────────────────────────────────────────────────────

前回のから引っ張っていた注意書きを。


合同企画作品の続きです。
宴会のシーンになります。

<ご注意>

この作品は、以下の基本ルールに従って書かれています

台本風(台詞の前にキャラクター名を書く)で書いてます。

>>107氏作品の主人公が○○、37氏のワールドの主人公が●●です。それで自分(A氏)の主人公が××と表記されます。

上のキャラ以外の重複(パラレル)キャラは()に甲乙で区別します。甲が>>107氏の世界のキャラで、乙が37氏のワールドのキャラです

地の文などにおいてこの記号を使う場合は、誰の視点かにも依りますが、「○○さん(甲)は~」というように、「君、さん、ちゃん」等の
後にこれらの記号をつけます。

「こっちの世界の~」と枕詞をつける等したり、さらに文脈で判断でき得る状況ではこの限りではありません。たぶん。

以上をご了承のうえ、お読みください。



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



○○「こっちっ!!!」

 ズドガァァァァン!! ガシャン! ドガッ! ふぎゃっ!!

○○「うぉっ! な、なんだ!?」


~サイド××~
注意:××は図書館に住んで出ることは全然無いため、(宴会に出ている中だと)魔理沙以外見たことがありません。

××「いたたたたた…」

 あー、痛い。体のあちこちが痛む…。

××「……どこ、ここ?」

 とりあえず、宴会らしき事はやっているらしい目の前の男性一人に…おそらく天狗二羽。
 三人…でいいか。三人とも呆然としている。

○○「……誰、だ?」
文(甲)「猫…?」
文(乙)「…でしょうね」
萃香(?)「…おい」
××「うわっ!」

 慌てて下を見る。と、角が見えた。

××「……歴史食い?」
萃香(?)「違う。鬼だ、鬼!」
××「…鬼?」

 どうやら鬼の下に落ちてしまったようだ。
 しかし、今はそういうのを気にしている状況ではない。

文(乙)「……かわいい、ですね(ボソッ」
文(甲)「確かに(ボソッ」

 目の前の天狗が興味津々でこちらを見てきている。
 ……館でも前に何度かメイドに追いかけられているのだ、これは経験上…。
 DANGRE! DANGER! (危険! 危険!)
 赤いランプが脳内で回る。逃げないと…もしや、死ぬ!?←大げさ

××「…あっ!」
一同「「「えっ?」」」

 そう言って適当に指を刺す。とりあえず目の前の三人がそちらの方を見た。
 その隙に逃げ出す。

文(甲)「あ! 逃げられました!」
文(乙)「ならば追いかけるまでです!」
W萃香「「待てこらー!!」
××「うわ、怖っ!」

 …っていうかここ、どこ?


~サイド○○~

○○「やれやれ、皆あの人追いかけちゃって…。
   ……っていうか、萃香は当たりだったんだろうか?」

 外れたらどうなっていたのか…。

~サイド●●~


●●「なんか、あっち騒がしくないか?」
魔理沙(乙)「まぁ、酔っ払っているんだろ」
霊夢(乙)「流石に酒豪が四人居ればねぇ~」
魔理沙(甲)「でも私は、あっちの方が気になるぜ」
魔(甲)以外「え?」

 言われた方を見てみると…。

永琳(乙)「それでね、姫様ったら…(泣」
永琳(甲)「あなたなんかまだマシよ。この前なんか…(泣」

●●「……荒れてるな」
霊夢(甲)「まぁ、主があれじゃあねぇ…」



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


すみません、また引きでさらに短かったかも…(水爆

まぁ、37氏の代わりに××乱入させた、でいいですかね?
なんか面白いのが無かったのでえーりんを出して・・・。
ちなみに××は、天から降ってきました。
××君、通常は猫耳と尻尾は生えていますが、体毛とか髭とか生えていませんし猫目でもありません。一応。
猫になったら当たり前ですが生えます。

さて、次の人頑張ってください(勝手スギ





お二人同様、この話が終わったら控えさせていただきます。
うわ! 色々とみじか!

>>437

───────────────────────────────────────────────────────────

合同企画用のスレを立ててくれたまとめ氏に感謝です。
で、一応基本ルールですが…
・このお話は台本方式(文「こんなかんじです」のように台詞の前にしゃべるキャラ名が入る)で進めていきます。
・37氏の主人公が●●、A氏の主人公が××、僕こと107の主人公が○○です。
・37氏と僕のワールドのキャラが入り乱れますので、"文(甲)"のように甲乙で分けます。乙が37氏ワールドのキャラ、甲が僕のワールドのキャラです。
・台詞で人の名前を呼んだときは、"文「紫さん(甲)」"のように"さん、君"のあとに甲乙がつきます
では、めくるめくChaos Worldをお楽しみ下さい(ぉ


~××サイド~

××「うわーん!ここはどこなんだ~(脱兎)」
W文「「待ってくださ~い!」」
W萃香「「こら~、待て~!」」
××「ひ~ん!ってあ゛っ…(躓き…そしてコケる…)」
文(甲)「さぁ…捕まえましたよぉ!(右腕掴み)」
文(乙)「私たちから逃げるのなんて不可能ですよ!(左腕掴み)」
萃香(甲)「さぁてと、いろいろ訊きたい事があるんだけど(右脚掴み)」
萃香(乙)「とりあえずさぁ、積もる話は宴会会場にて…ね!(左脚掴み)」
××「わーっ!殺されるーっ!犯されるーっ!弄られるーっ!イワされるーっ!」
四人「「「「そんな変なことしないって!(しませんって!)」」」」
文(甲)「…てか、イワされるって…何ですか…?」
文(乙)「…さぁ…?」

♪本を売るならBook ○ff(CM)

~○○サイド~
○○「…今のCMはなんだったんだ…?てか伏字の意味無いだろ…」
○○「…なんだか…寂しいなぁ…」
鈴仙(甲)「○○さん?どうして一人で飲んでるんですか?」
○○「ああ、鈴仙さん。あの二人がなんだかいきなり現れた猫耳少年を追いかけてどっか行っちゃったからさぁ、一人で飲む羽目になったわけ」
鈴仙(甲)「そうなんですか…(猫耳少年…?)なら私がご相伴にあずかってもいいですか?」
○○「ん、サンクス。そうしてくれると有難い…ってあれ?あっちの世界の鈴仙さんは?」
鈴仙(甲)「ああ、あそこですよ(指差し)」
○○「ん…?」

鈴仙(乙)「しぃしょ~うぅ~…もぉう飲めませんよぉ~…」
永琳(甲)「何言ってるのウドンゲ、まだまだ逝けるじゃないの」
永琳(乙)「師匠の命令は絶対よ、さぁ、もっと飲みなさい!」
鈴仙(乙)「もうらめれすよぉ~…ひっく!」

○○「…うわぁ…」
鈴仙(甲)「今はまだあっちの世界の私が頑張ってるから私は自由ですがもしダウンしちゃったら次は私がああなる羽目に…(涙)」
○○「…まぁ、頑張れ…(肩をポンポン)」
鈴仙(甲)「うう…あ、あの、○○さん!」
○○「ん?」
鈴仙(甲)「その…以前からちょっとやってほしいことがあったんですが…」
○○「…なんだい?」
鈴仙(甲)「そ、その…ひっ、膝枕をしてもらえませんか!?」
○○「…熱は無いよな…(額に手を当て)」
鈴仙(甲)「私は至って真面目ですよ…この前の宴会のときに文さんと萃香さんが○○さんに膝枕をやってもらってるのを見て…その…私もやって欲しいなぁ…って思いまして…(赤面)」
○○「あー…別にかまわないよ…(赤面)じゃあ…(正座して)どぞ…」
鈴仙(甲)「…失礼します…(寝転がって)…気持ちいい…」
○○「……(そういえば鈴仙さんはたった一人で月から逃げてきたんだよな…寂しくなるのも当たり前か…)(頭をなでて)」
鈴仙(甲)「ん…(笑顔)……すー…すー…」
○○「えっ…寝ちゃったのか…どうしよう…」
文(甲)「さぁ、着きましたね。いろいろ質問に答えt…って、あーっ!」
萃香(甲)「こらーっ!○○ーっ!私たちのいない間に何やってるのーっ!」
○○「あらら…本当にどうしよう…」

♪せーがたー○んしろー、せーが○ーさんしろー、セ○サターン、シロ!(CM)

~●●サイド~
●●「…なんだよ?この伏字の意味が全く無いCMは…」
霊夢(乙)「別にいいんじゃない?作者の趣味でしょ」
魔理沙(乙)「…不思議な趣味を持ってるな…」
霊夢(甲)「しかも、さっきのCMならまだしも今回のはもう放映されて無いわね…」
魔理沙(甲)「…霊夢(甲)、お前なんでそんなこと知ってるんだ…?」
霊夢(甲)「え?ああ、紫がいろいろ教えてくれるのよ」
●●「…なんじゃそりゃ…」
魔理沙(甲)「まぁ、その話は置いておいて…しかしまぁ…目の毒だな…こりゃ…(●●にぴったりひっついて離れない霊夢(乙)を見て)」
魔理沙(乙)「だろ?私なんかこれを毎日見せ付けられたんだぜ…たまったもんじゃないよ」
霊夢(甲)「なんだか…この二人の範囲3mぐらいからピンク色のオーラが見えるんだけど…」
霊夢(乙)「いいじゃないの、恋人同士なんだから。はい●●、あ~ん(スルメを口に咥えて)」
●●「おいおい…それは勘弁してくれよ…」
霊夢(乙)「だ~めっ(はぁと)、あ~ん…」
●●「あー…(赤面)はぁ…あむ(咥え)」
霊夢(乙)「ふふ…ぱくぱくぱく…ちゅっ(食べて引っ張っていき、そのままKiss♪)」
●●「!!??…うぁー…(真っ赤)」
魔理沙(甲)「あー…なんつうかその…サッカリンを50mプールいっぱい飲まされた感じだぜ…」
魔理沙(乙)「同感だぜ…」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これが…後書きを書くというコトだ…(ぇ

はいどもどもどっどども、"音速駄作製造機"の107です。
××君は…すみません、今回は3回しか喋れてない…
××「なんでこんなに僕の台詞少ないんですか…」
うーん…The なんとなく!
××「…ロイヤルフレア…」
あーっ!燃えるーっ
~しばらくお待ち下さい~
で、○○ですが…大ピンチですね!(黒焦げ)
○○「…お前なぁ…いくら鈴仙を絡める為とはいえ強引過ぎるだろ…」
いやいや、いいのいいの。お前はそれくらい苦労しないとダメ♪
○○「…(怒)…燃星『ブレイジングスーパーノヴァ』」
み゛ゃーっ!焦げるぅーっ!燃えているーっ!
~しばらくお待ち下さい~
で、●●君ですが…ごめんね、ものすんごいイチャイチャ度で。(黒焦げ+頭アフロ)
●●「あのなぁ…まさかポッキーゲームをスルメでやるとは思わなかったぞ…」
いやだってさぁ、イチャイチャするんだったらポッキーゲームは必須だなと思ったわけで、酒の席にポッキーはないなぁと思ってスルメでやらせてあげたわけ。
●●「でも…おかげでまた魔理沙に距離をおかれちまったぞ…どうしてくれるんだ…」
…知らないなぁ…
●●「…『落雷(ヴォルク・タン)』」
ギニャァァァァァッ!痺レルゥゥゥゥッ!
~しばらくお待ち下さい~
はい、というわけで107でした~…ケホッ(黒焦げ+アフロ+服ボロボロ)


…なんで主人公三人して僕をいじめr「「「お前が悪い」」」ハイ,スミマセンデシタ」

>>3

───────────────────────────────────────────────────────────

合同企画作品の続きです。

この作品は、以下の基本ルールに従って書かれています

・台本風(台詞の前にキャラクター名を書く)で書いてます。
・>>107氏作品の主人公が○○、A氏の主人公が××、うち(37ワールド)の主人公が●●です。
・上のキャラ以外の重複(パラレル)キャラは()に甲乙で区別します。
 甲が>>107氏の世界のキャラで、乙がうち(37ワールド)のキャラです
・地の文などにおいてこの記号を使う場合は、誰の視点かにも依りますが、「○○さん(甲)は~」というように、
 「君、さん、ちゃん」等の後にこれらの記号をつけます。
・「こっちの世界の~」と枕詞をつける等したり、さらに文脈で判断でき得る状況等ではこの限りではありません。

それでは、カオスな宴会の続きです~
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


~サイド○○~

萃香(甲)「全く…ちょっと目を離すとすぐこうなんだから…」
文(甲)「全くです。○○さんひどいです」
○○「そ、そうは言うけどさぁ…」

 今僕の膝の上には、鈴仙さんの頭がある。つまり膝枕という奴だ。
 そのせいもあって、今、僕は恋人二人に思いっきり睨まれている。
 参ったなぁ…なんて答えたらいいものやら。

○○「なんていうか…鈴仙さん、だいぶ疲れてるみたいだったんだよ。ほら、ここんとこの宴会のいろんな準備、一番仕事量が
   多かったのって鈴仙さんだろ?」
萃香(甲)「それはまあ…」
文(甲)「そうですけど…」
○○「それに…ほら、向こう」
酒豪コンビ(甲)「「?」」

 僕の指さした先にいるのは、二人の永琳さんによって今まさに沈没させられようとしている鈴仙さん(乙)

鈴仙(乙)「師ぃしょ…うぷっ…もう限か…かんべ…」
永琳(乙)「そんな、ウドンゲは私たちに付き合ってくれないの?」
永琳(甲)「私たちの苦労をわかってくれるはずの、唯一の弟子にも見捨てられるなんて…」
鈴仙(乙)「いえ…その…さすがに…死にま…」
W永琳「ウドンゲに見捨てられたわぁぁぁぁ!!(大泣)」

 …芸風変わってる? …まあいいけど。

萃香(甲)「…(汗)」
文(甲)「…(汗)」
○○「…ね?」

 絶句する二人。あの中に鈴仙さん(甲)を放り込むのはさすがに気がひけるようだ。

萃香(甲)「うー…しょうがないかぁ…」
文(甲)「今回だけですからね、鈴仙さん…」

 よし、作戦成功。まあ、眠ったばかりなのに起こすのもなんだしね。…それでも視線は痛いけど。

文(甲)「○○さん、帰ったら私たちの番ですからね!」
萃香(甲)「そうそう」
○○「…了解」

 ふう…。とりあえず外でない分ましかな?

○○「…そういえば、あの猫耳の人は?」
酒豪コンビ(甲)「「…あれ?」」




~サイド××~

萃香(乙)「さて…いろいろアクシデントはあったけど…」
文(乙)「そろそろ始めましょうかぁ…」

 先生、お元気ですか。××です。今僕はかなりいい感じに身の危険を感じています。
 突然の爆発の影響で飛ばされたのは、日本家屋風の広い屋敷で、しかも宴会場でした。
 僕自身は怪我はなかったのですが、その代わりに鬼を下敷きにしてしまったらしく、双子っぽいその鬼達と、
 さらにはやっぱり双子っぽい天狗達に、あのメイド達とよく似た目で追い掛け回されました。
 そして今、なぜか人数は減りましたが、僕は彼女達に捕獲され、あんな事やこんな事をされようとしています…。

××「うう…(ガタブル)」
文(乙)「こわがることはないですよぉー。うふふふふふ」
萃香(乙)「そうそう、とって食おうって訳じゃないんだからねー」
文(乙)「では早速…」

 いーやー!!

××「げ…月符『サイレントセレナ』!」
文(乙)「え!?」
萃香(乙)「嘘!?」

 ちゅどぉぉぉぉん!!!!

××「…あ…」

 や…やっちゃった…! どうしよう…。
 先生…助けてくだださぁ~い(泣)。





~サイド●●~

 ちゅどぉぉぉぉん!!!!

魔理沙(乙)「な…なんだなんだ?」
魔理沙(甲)「あっちだな」
霊夢(甲)「爆発?」
●●「…行ってみるか」

 宴会場の一角で突然起こった爆発。
 まあこの面子だからこの程度はいつか来るかと思ってはいたので、みんな落ち着いたものではある。
 実際、宴会場はおろか永遠亭全体を保護結界のようなもので覆っているらしい。
 昔ここの面々が月を隠したときに使ったもので、効果は折紙つきだとか。
 ちなみに、その結界の立役者はといえば、さっきから弟子を捕まえてからみ酒の真っ最中…

W輝夜「「永琳ごめんね、私ニートやめる! 真面目に威厳ある姫を目指すわ!」」
W永琳「「ああ姫、私はそのお言葉をどれほど待ちわびたか…」」
W輝夜「「永琳!」」
W永琳「「姫!」」

 …酔っ払い共が集まってさらに悪酔いしているようだ。コントなどやっている。
 ひょっとして毎回深酒するとああなのか? あのコンビ×2は。
 そしてぜんぜん改善されない…と。
 明らかにとばっちりでつぶれている月兎の冥福を祈りつつ、俺はその光景から目をそらした。
 ああいういろいろとありえない映像は毒にしかならん。…永琳さん、夢はいつか覚めるんですよ…。

 で、件の爆発のほうはまあ、ほっとくのもなんなので行ってみる。多分に興味の割合が大きい。
 みんなは残るらしい。後で説明しろといわれた。
 見ると○○達も気になっているらしいが、なにやら動けないっぽい。

●●「…で、何があった?」
紫(甲)「あらあら、すごいわね」

 同じように見に来た紫さん(甲)と共に、現場検証。
 なにやら小規模なスペルカードでも使ったかのような跡と、ちょっとボロボロな萃香と文(おそらくは両方こっちの世界の)。
 そして、カードを持ったままおろおろとしている猫耳の少年一人。

××「え…えっと、話せば長くなるんですがその…」
●●「?」
××「あの…あなたもなんだか…」
●●「…気にしないでくれ」

 俺の腰には、某ダッ○ちゃんのごとく、しっかとしがみついた霊夢(乙)がいた…。




~サイド霊夢(甲)~

霊夢(甲)「あれが私の未来…(げっそり)」

 なんていうか、あれは…いくらなんでも、ねぇ。

魔理沙(甲)「恋人ができるのも考えもんだな…(げっそり)」

 魔理沙(甲)もなにやらげっそりしている。そりゃあねぇ…。

魔理沙(乙)「…私もあんなふうに積極的に行けばいいのかね?(ぽつり)」
二人(甲)「「え゙?(汗)」」
魔理沙(乙)「ん?(キョトン)」

 い…今、魔理沙(乙)がおかしな事を言ったような…?

二人(甲)「「き…気のせい? それとも考えすぎ?」」
魔理沙(乙)「なにがだ?」

 いや、なにがって。
 そう突っ込もうとしたとき、紫がこっちにやってきた。

紫(乙)「あらあら、何か盛り上がってるわね」
霊夢(甲)「あら、紫。一緒に飲む? なんか当てられちゃって」
魔理沙(甲)「砂を吐きそうになったぜ…」
魔理沙(乙)「だんだん破壊力があがってるな、あれ…」

 三者三様で似たような事をいう私たち。魔理沙(乙)も。
 うん、大丈夫、考えすぎよね。まさか魔理沙(乙)もあれに汚染されてるなんてこと…。
 そう思っていると、紫がころころ笑う。

紫(乙)「あら、それは○○と萃香達も似たようなものだと思うけど」

 いや、だってそれはなんと言うか…ねえ?

魔理沙(甲)「まあそうなんだが、こっちの場合は…」
霊夢(甲)「私なんか未来の可能性だもの…」
魔理沙(乙)「近くで見てる私にとっても毒だぜ」
紫(乙)「なるほどねえ…(くすくす)」

 まだ笑ってる紫。もう、人事だと思って…。
 そう思っていると、急に紫がまじめな顔になる。

紫(乙)「まあね、私たちから見ればそうだと思うわ。でも…あのこの場合、それくらい待たされてたってのもあるから…ね」
霊夢(甲)「え?」
魔理沙(甲)「?」
魔理沙(乙)「…」

 どこか遠くを見るように、●●たちのほうを向いて言う紫。
 魔理沙(乙)も黙っている。
 …そっか。

霊夢(甲)「いろいろあった…ってことか」
魔理沙(甲)「みたいだな」
紫(乙)「ええ、だからからかうのはいいけど、あんまり嫌わないであげてね。…嫌うって言うのも変かな?」
魔理沙(乙)「まあ、霊夢(甲)達の時にはあれを反面教師にすればいいだけの話だな、うん」

 そういって頷きあう私たち。まあいいか、そういうことなら。
 からかえるだけからかってやろうじゃないの。覚悟しなさいよ、私。
 …明らかに●●に負担が行きそうだけど。

魔理沙(乙)「頼むから霊夢(甲)達はあんなふうにならないでくれな。…周りのためにも(冷や汗)」
霊夢(甲)「はいはい、わかってるわよ。…でも、そもそもそういう相手がいないことには、ねぇ?」
W魔理沙「…確かに」
紫(乙)「そして、いざそのときになったら、実際どう転ぶかなんてわかったもんじゃないわよね」
三人「…それも確かに」

 …あれ? 大丈夫かな、私…(汗)



~再びサイド○○~

 とりあえず向こうのほうには●●さん達が行ったらしい。
 こっちはどうしようかな…

酒豪コンビ(甲)「「ちょっと様子を見てくるね(きますね)」」
○○「だめ」

 立ち上がりかけた文(甲)と萃香(甲)をとめる。

酒豪コンビ(甲)「「何で(ですか)?」」
○○「だって二人ともさっきあの猫耳の人のこと追い掛け回してたじゃないか。今言っても混乱させるだけだよ?」
酒豪コンビ(甲)「「うう…」」

 しゅんとする二人。でもしょうがないよ、今回は。
 とかやってると、膝の上の鈴仙さんが身じろぎした。…起こしちゃったかな?

鈴仙(甲)「あの…どうしたんですか?」

 眠そうな目をこすりつつ聞いてくる鈴仙さん。

○○「ごめんね、起こしちゃって。何か、さっき乱入してきたあの猫耳の人のほうで、爆発…かな? おきたらしいんだよ」
鈴仙(甲)「ええ!? それで、どうなりました?」
○○「これからちょっと見てこようと思って。ああ、鈴仙さんはもうちょっと横になってた方がいいよ。
   文、萃香、悪いけど…」

 と、あることを頼もうと思ったら、二人はまるで初めから知っていたみたいに、『それ』を出してきた。

萃香(甲)「はい、枕」
文(甲)「布団や毛布だとここではあれだから、タオルケットになりますけど…」
○○「あ、ありがと。…用意がいいね…?」
文(甲)「いえ、なんとなくです」
萃香(甲)「物もこの部屋の隅に置いてあったやつだしね」

 酔いつぶれた人用かな?

○○「じゃあ、鈴仙さんはこれつかって。僕はちょっと見てくるから」
鈴仙(甲)「あ、はい、ありがとうございます…」

 そして僕も件の現場へ。

萃香(甲)「…さて、鈴仙?」
鈴仙(甲)「は、はい?」
文(甲)「寝ながらでいいんで、お聞きしたい事があるんですけど…」
酒豪コンビ(甲)「いいよね?」
鈴仙(甲)「は、はい…(汗)」

 …そんな彼女達の小声の会話には気付かずに。



~少し時間を戻し、再びサイド××~

 冷や汗をかいたけど、どうにかちゃんと話せそうな人達にめぐり合えた。
 話してみるとどうも先生のことを知っているようで、その人達…●●さんと紫さんは僕の話にひとしきり頷いた後、真ん中の…
 さっきまで●●さんの腰にしがみついていた巫女さん…霊夢さんに視線を向けた。

●●「…あれだな。多分」
霊夢(乙)「ええ、あれね」
紫(甲)「あれしかないわね」

 三人は真剣な(特に霊夢さんは今までのたれっぷりというか、蕩けっぷりが嘘のような)表情で頷きあう。
 あの、ひょっとして結構深刻なんですか? 今の僕の状況。

●●「あー、何から話せばいいのかわからんが、とりあえず…」
××「は、はい…」

 深刻そうな顔で僕を見る●●さん。
 その迫力に、思わず息をのむ僕。一体、何が…?

●●「君はこの世界にはいない存在だ」
××「…へ?」

 …ど、どーゆーこと?
 混乱する頭を必死で落ち着け、どうにか理解しようと試みる…けど、
 …無理です…。一体全体何がなんだか…。

○○「それじゃ言葉が足りませんよ、●●さん」
霊夢(乙)「そうね」
紫(甲)「誤解させかねないわね」

 さらにやってきたもう一人の人…ここに来て最初に見た男の人の言葉に、霊夢さんと紫さんが苦笑する。
 恥ずかしそうに頭をかく●●さん。コホン、と咳払いをすると、改めて説明しなおしてくれた。

 …そして聞かされた話は、にわかには信じがたい事だった。
 本とかで見たことはあっても、実際自分がそうなるなんて、普通思いませんよねぇ、先生?

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

とりあえず今回はここまでです。

××君がなんかへたれっぽくなってしまった…A氏すみません。
後、彼はまだ事情を完全に把握していない(ここにいるのが双子でなくパラレルキャラであるとか)ので、
彼の一人称の間だけあえて地の文(彼のモノローグ)や、彼の台詞における甲乙をはずしました。
いずれメンバーが揃いだしたら改めてつけるつもりでいたんですが、きりがよさそうなのでここで切りました。

魔理沙(乙)の発言はお気になざらず。特に考え無しにポツリと呟いただけですんで。多分。
そしてなにやら不安がよぎる霊夢(甲)。彼女の明日はどっちだ!?

○○君サイドではなにやら鈴仙(乙)が何かの射程範囲に…。彼女の運命やいかに!?(核爆)

では次の人にバトンタッチィィィィ!!!

>>4
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