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レティ2

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orz1414

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■レティ2

 こんな肌寒い夜に独りで寝るのは寂しいぜ。
 さらにいうとちょっと前までは一人じゃなかった分、余計に寂しさが募るぜ。

 とか思いつつ床についてウトウトしてたんだ。
 俺がようやく眠りに落ちようとしたその時、どこからか隙間風が吹き込んできた。
 そして、ふと近くで人の気配がした。

 というか、その誰かが布団にもぐり込んできた。
 目を開けてそれが誰か、確認しようとしたところで気づいた。
 確認などするまでもなかった。


 こんなにも柔らかくて、こんなにもいい匂いのするものなんて、俺は他に知らない。



 彼女にまた逢えたのが嬉しくて――
 けれども今ここにいるのが信じられなくて――
 ひょっとしてこれは夢じゃなかろうかと思った。

 俺の思いに気づいたわけではなかろうが、彼女は眠りと覚醒の狭間をたゆたっていた俺の唇に、現実を知らせるべくそっと口付けをしてきた。
 軽く触れるだけの淡いキス。
 それでも現実を知らせるにはそれで十分だった。

 彼女は俺を起こさぬよう気遣いながらそっと寄り添ってきた。

「寂しくて、戻ってきちゃった」

 彼女の濡れた声が、耳朶を打った。
 俺は久しぶりに感じる温かさを噛みしめながら、胸の中の彼女を抱きしめた。
 柔らかな彼女の髪に顔を埋めて、胸いっぱいにその香りを吸い込んだ。

「あら、起こしちゃった?」
「いや、ウトウトしてただけだから」
「そう……。ね、皆には悪いことしちゃったかしら?
 昨日まであんなに暖かかったのに、私が帰ってきたせいでいきなりこんなに寒くなっちゃって」

 俺はぎゅっと彼女を抱きしめた。彼女も俺を抱き返してきた。
 ドキドキという互いの鼓動が気持ちを高め合う。

「俺はお前をこうして抱きしめられる方が、寒いことの何倍も幸せだけどな」
「私も貴方にこうして抱きしめられる方が何倍も幸せで、蕩けちゃいそうよ」

 互いについばむようなキスを交わす。
 ひとまず二人して布団の中でイチャイチャすることにした。

>>新ろだ411

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