転倒パネル「手足短く修正されてる疑惑」の検証
最終更新:
houdou
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http://www.youtube.com/watch?v=7l2-vszl2vc
上の動画の説明文にも
「更に恐ろしい事にそのパネルは、手足短く修正されてる疑惑あり。」
とあるようにパネルの身体比は違和感を感じます。
①まず動画内の映像から転倒パネルと類似したコマを探しました。
②このカットを利用しているように見えます。
以下画像加工ソフトで検証してみました。
以下画像加工ソフトで検証してみました。
③まずそのまま切り抜きます。
(フジTVスタッフは④のモニター画像をそのまま素材に使えるわけなので②~④の過程は必要ないです)
(フジTVスタッフは④のモニター画像をそのまま素材に使えるわけなので②~④の過程は必要ないです)
④切り抜き前はモニターが斜めからの状態でしたので遠近法ツールを使い16:9の比率に戻します。
(モニターを正面から見た状態の比率です)
(モニターを正面から見た状態の比率です)
⑤並べるとパネルはスケートリンクの縁でカットされているのが分ります。
⑥転倒パネル同様にスケートリンクの縁で上辺をカットし色調も合わせます。
氷の影の類似性や、浅田選手の姿勢・フリルの状態から、別カメラや別シーンではなく、このカットが使われた事は確実です。
ここまでで出来た上の検証素材と比べると
下の実際の転倒パネルは明らかに身体比が不自然です。何らかの操作が加わっているのは確実です。
ただしパネル下辺が画面外であるので、先ほどのモニター同様にカメラに対し、パネルが斜めに配置されている可能性があります。
氷の影の類似性や、浅田選手の姿勢・フリルの状態から、別カメラや別シーンではなく、このカットが使われた事は確実です。
ここまでで出来た上の検証素材と比べると
下の実際の転倒パネルは明らかに身体比が不自然です。何らかの操作が加わっているのは確実です。
ただしパネル下辺が画面外であるので、先ほどのモニター同様にカメラに対し、パネルが斜めに配置されている可能性があります。
⑦今度は転倒パネルと重ねて遠近法ツールを使い斜めに置かれていた状況を仮定します。
ほぼ重なりました。
ほぼ重なりました。
⑧遠近法ツール適用後にもわかりやすく並べてみました。不自然な体形は一致しています。
ということはパネル自体に修正加工はせず単に斜めにおいた、
あるいは検証で用いた遠近法ツールで修正加工し作成したパネルを正面から置いた、のどちらかです。
ということはパネル自体に修正加工はせず単に斜めにおいた、
あるいは検証で用いた遠近法ツールで修正加工し作成したパネルを正面から置いた、のどちらかです。
⑨パネルを斜めに置いた場合の遠近法ツール(黄線)での消失点と
スタジオセット(白線)での消失点は同じ地平線上=カメラの高さ(赤線)で一致しました。
スタジオセット(白線)での消失点は同じ地平線上=カメラの高さ(赤線)で一致しました。
遠近法ツールで変形させたとしても、消失点を現実と一致させる必然性がなく
一致させるにはカメラとパネルの位地関係をピンポイントで合わせなければ、消失点が揃わず
このシーンにおいてはカメラが後退して撮影されている事もあり
遠近法ツールで修正加工したパネルを使用した可能性はなくなりました。
一致させるにはカメラとパネルの位地関係をピンポイントで合わせなければ、消失点が揃わず
このシーンにおいてはカメラが後退して撮影されている事もあり
遠近法ツールで修正加工したパネルを使用した可能性はなくなりました。
パネルは単にカメラに対して斜め(向かって左が手前)に置かれていたことがわかりました。
しかしパネルをこのような角度に置く必然性もないので、なんらかのミスか意思の存在は確実です。
しかしパネルをこのような角度に置く必然性もないので、なんらかのミスか意思の存在は確実です。
また画面外に出ているパネル下辺が元画像④の下辺までと同じならパネルサイズは等身大以上であることもわかりました。
わざわざ下に継ぎ足しをする理由はないのと区切りのよさから等身大の可能性が高いです。
わざわざ下に継ぎ足しをする理由はないのと区切りのよさから等身大の可能性が高いです。
⑩カメラ後退中シーンの右下の画面外に出て行くTVスタッフ ↑ がパネルをおいた可能性も伺えます。
検証結果
- 等身大以上の転倒パネルなどという物を用意している時点で確実に悪意が前提となっている
- しかしパネル自体への身体比の修正はなかった
- しかしパネルの本来(⑥上部)の見え方が、実際(⑥下部)は斜め(向かって左が手前)に置かれていて、結果、悪印象を与えていた
- パネル下辺がフレーム外になっているので斜めになっているかどうかは、こうした検証をしないとわからない
- またパネルは⑨での消失点の位置からわかるように、スタジオのモニター等に合わせた向きではなく、わざわざカメラに対して斜めに置く理由は何もない
- 生放送中でありパネルを置いたと思わしき人物が写ってしまっているような状況からすると単なるミスの可能性もあり
- 一方、斜めに置く分には「捏造」等のそしりも免れ、印象操作の手法としてより単純で確信犯な方法ともいえる
映像のプロ達が「ミス」でこうした結果を生んだのか、確信犯な「手法」なのか
結論は断言できませんが「転倒パネル」での狙いの悪印象を助長している「効果」は結果的に明らかです。
結論は断言できませんが「転倒パネル」での狙いの悪印象を助長している「効果」は結果的に明らかです。